伊調馨 意地の銅メダル V逃すも収穫「今後の練習の方向性が分かった」

[ 2019年4月26日 20:45 ]

レスリング・アジア選手権第4日 ( 2019年4月26日    中国・西安 )

女子57キロ級3位決定戦 ベトナム選手(左)を攻める伊調馨
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 準決勝で敗れた女子57キロ級の伊調馨(34=ALSOK)は、3位決定戦でグエン・ティミチャン(ベトナム)にフォール勝ち。2年8カ月ぶりの国際大会で優勝は逃したが、銅メダルは確保した。決勝では世界女王の栄寧寧(ロン・ニンニン、中国)が、伊調に勝ったアジア大会覇者のチョン・ミョンスク(北朝鮮)を破って優勝した。

 伊調は初戦の2回戦でバッティングにより折った前歯を、歯科医に治療してもらって3位決定戦に出場。第1ピリオドに相手のバックを取って2点を先制すると、ローリングで2点を追加し、そのまま抑え込んだ。試合後は今大会について「今後の練習の方向性が明確に分かった」と分析。準決勝では自分から攻めることができなかったと明かし、「いい流れにするために、練習から変えていかないといけない部分も分かったし、全てを経験に変えたい」と総括した。

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