サンウルブズ 4季目で初の零敗 失点も今季最多

[ 2019年4月26日 23:17 ]

スーパーラグビー第11節   サンウルブズ 0―52 ハイランダーズ ( 2019年4月26日    秩父宮 )

<サンウルブス・ハイランダーズ>試合後に観客席にあいさつするサンウルブスフィフティーン(撮影・久冨木 修)
Photo By スポニチ

 サンウルブズはハイランダーズ(ニュージーランド)に0―52で敗れ、今季8敗目(2勝)を喫した。無得点に抑えられたのも、スーパーラグビー(SR)参入4季目で初の屈辱となった。

 1週間前のハリケーンズ戦では前半をリードして折り返すなど健闘。今季国内初勝利に期待が集まったが、平成最後の一戦は、改めてSRの厳しさを思い知らされる結果となった。試合序盤からブレークダウン(密集でのボール争奪戦)を制圧され、スクラムなどのセットプレーも劣勢。相手SHでオールブラックスでも9番を背負うアーロン・スミスには、思うがままに試合をコントロールされた。

 後半開始から今週からチームに合流したフッカー堀江翔太(パナソニック)、SH茂野海人(トヨタ自動車)らが投入されて攻撃にリズムが生まれたが、相手インゴールに迫りながらも、あと少しで割れず。前半に5トライ、後半にも3トライを奪われ、失点も今季ワーストといいところがなかった。

 トニー・ブラウン・ヘッドコーチは「しっかり準備しないと、こてんぱんにやられる。メンタルの準備ができなかった」と厳しい表情で語った。その要因については詳細に語らなかったが、「タフなリーグなので、毎週ベストに持って行くのは凄く難しい」。堀江も準備段階から「こんなんでいいんかな…」と感じていたという。改めて、SRで競争力を保つことの難しさが浮き彫りとなった。

続きを表示

2019年4月26日のニュース