内村航平 全日本予選落ちで「東京五輪は夢物語っすね。今じゃあ無理」

[ 2019年4月26日 19:19 ]

体操・全日本選手権第1日 ( 2019年4月26日    群馬・高崎アリーナ )

<全日本体操個人総合選手権 予選>一度落下したあと、苦痛に顔を歪めながら平行棒の演技を続けた内村(撮影・西海健太郎)
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 個人総合の男子予選が行われ、五輪連覇の内村航平(リンガーハット)は、5種目目の平行棒で左肩を痛めて落下。80・232点で37位となり、28日の決勝に進出できる上位30人に入れなかった。

 両肩を痛めていた影響もあり、あん馬と平行棒で落下。内村は演技後、「まあ、練習通り。思うように練習が積めていなかった。特に悔しい思いはない。今後にはつながんないっすね、これじゃあ。何にもつながっていない。1年がきょうで終わったなって感覚。東京五輪は夢物語っすね。今じゃあ無理」と話した。

 今大会は世界選手権(10月、ドイツ)の代表選考会を兼ねており、28日の決勝と5月のNHK杯を合わせて上位3人がまず代表に決定。NHK杯は全日本決勝の30人が出場するため、内村の個人総合での代表入りは消えた。

 残り2人は全日本、NHK杯に加え6月の全日本種目別の予選、決勝を含めた5試合のうち各種目の高得点上位3試合の平均点で、団体総合での得点が最高となる選手が選ばれる。この日、最終種目で得意の鉄棒は完遂したがスコアを伸ばせず、世界選手権の代表入りは極めて厳しくなった。

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