「デゴイチ」黒姫山の田中秀男氏死去…昨年3月に脳梗塞で倒れ

[ 2019年4月26日 16:57 ]

死去した元黒姫山こと田中秀男氏
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 元関脇・黒姫山の田中秀男氏が25日午後10時30分、肺炎のため亡くなったことがわかった。新潟県糸魚川市出身、70歳だった。

 長男の元羽黒洋こと、田中大介氏(44)が自身のツイッターで「父、黒姫山こと、田中秀男が昨夜肺炎で亡くなりました。昨年3月に脳梗塞で倒れ、1度は回復の兆しを見せてリハビリに励んでおりましただけに残念です。生前は大変お世話になりありがとうございました。葬儀につきまして画像にてご確認ください。取り急ぎご報告いたします」と報告した。

 黒姫山は立浪部屋に所属。1964年3月場所に初土俵を踏み69年3月場所に新十両へ昇進し、同年7月場所には新入幕を果たした。ぶちかましの威力から「デゴイチ」の異名を取り、関脇8場所、小結を10場所務めた。幕内通算72場所、510勝570敗、殊勲賞4回、敢闘賞3回、技能賞1回受賞。82年初場所で引退。年寄錦島、山響、出来山、北陣を経て武隈を襲名、99年に長男、次男・羽黒國を連れて独立した。羽黒國が引退して所属力士が不在となった04年3月場所後に部屋を閉鎖し、自身は友綱部屋へ移籍。13年九州場所で定年に。孫に当たる田中虎之介も田中山として境川部屋で昨年5月に初土俵を踏んでいる。

 通夜は4月30日、午後6時から、告別式は5月1日午前11時30分から東京都墨田区両国の回向院本堂で営まれる。喪主は妻の久美子さん。

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