橋岡Vっ跳び!今季世界最高記録 両親も元陸上選手のイケメンジャンパー

[ 2019年4月26日 05:30 ]

陸上 アジア選手権最終日 ( 2019年4月24日    ドーハ )

日本歴代2位の8メートル22で優勝した橋岡
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 男子走り幅跳びは橋岡優輝(20=日大)が日本歴代2位で今季世界最高記録に並ぶ8メートル22(追い風0・5メートル)のビッグジャンプで逆転優勝を飾った。自己ベストを一気に13センチも伸ばすことができたきっかけは、昨冬からの米合宿での体幹強化。元陸上選手の両親を持つ跳躍界のホープは、今年中に日本記録の8メートル25超えを宣言した。全日程を終了し、日本は金5、銀4、銅9の計18個のメダルを獲得した。

 中国選手に5本目で抜かれる嫌な流れを、こん身の跳躍で断ち切った。「逆転された方が燃える」。優勝を決めた最終6本目の跳躍は、自身も驚きの大ジャンプ。12年ロンドン五輪では銀メダル相当の8メートル22で、同会場で行われる世界選手権の参加標準記録も突破し「この地で、世界選手権に向けて良い感覚がつかめた。跳躍に自信が持てる試合だった」と喜びを語った。

 飛躍のきっかけは肉体改造だった。昨冬から米フロリダ州のIMGアカデミーで合宿を行い、体の基盤から徹底的に見直した。柔らかい凹凸のあるクッションの上をバランスを取りながら歩いたり、砂場をはだしで歩いたり。かかと歩きなど不整地をさまざまな方法で歩くことで、弱かった部分を鍛え上げた。「普段やらないトレーニングで引き出しが増えた。体の使い方が分かってきました」。森長正樹コーチの持つ日本記録8メートル25を超える体の準備は万全だ。

 17年のゴールデングランプリでは「幻の日本記録」と語り草の8メートル49をマークしたこともある。結局は計測機器の誤作動で、競技終了後に訂正されて無効となった。当時は笑い話だったが、今の橋岡ならそれすら超える雰囲気がある。

 父親は棒高跳びの元日本記録保持者で母親は日本選手権100メートル障害の優勝経験者。「やっぱり日本記録を超えないと、両親には認めてもらえないかも。今後は(8メートル)30、40を出していきたい。8メートル40も超えましょう」。幻だったスーパー日本記録が、現実になる日も近い。

 ◆橋岡 優輝(はしおか・ゆうき)1999年(平11)1月23日生まれ、埼玉県出身の20歳。八王子学園八王子高時代に110メートル障害から走り幅跳びに転向し、日大1年時の日本選手権で初優勝。父は棒高跳びの元日本記録保持者の橋岡利行さん。母の直美さんも日本選手権100メートル障害Vの陸上一家。Jリーグ浦和の橋岡大樹はいとこ。1メートル83、77キロ。

 《いとこは浦和のU22代表・大樹》橋岡のいとこにあたるJリーグ浦和のU―22日本代表DF橋岡大樹(19)は日頃から「2人で一緒に東京五輪出場が目標」と話している。今季は公式戦6戦2得点の活躍。3月のU―23アジア選手権最終予選(ミャンマー)では、飛び級で東京五輪世代のU―22日本代表に選出されるなど着実に“目標”に近づいている。現在は20日の神戸戦で左脚を負傷(左ハムストリング肉離れ)したが、一日も早い回復が待たれる。

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