丹羽 男子単40年ぶりの表彰台ならず フルゲームの激闘も準々決勝で敗れる

[ 2019年4月26日 20:46 ]

卓球 世界選手権個人戦第6日 ( 2019年4月26日    ハンガリー・ブタペスト )

<世界卓球(男子シングルス準々決勝)>ミスショットに天を見上げる丹羽(撮影・吉田 剛)
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 男子シングルス準々決勝で第8シードの丹羽孝希(24=スヴェンソン)が、世界1位の樊振東を下した第9シードの梁靖崑(22=中国)に3―4で敗れ、日本勢40年ぶりの表彰台はならなかった。スコアは10―12、12―10、8―11、4―11、11―9、11―8、5―11。

 第1ゲームは互角の展開。しかし10―9から3連続でポイントを取られた。第2ゲームも中盤まで互角の展開。その後6―10と引き離されたが9―10と追い上げたところで相手はたまらずタイムアウト。だが、6連続ポイントを取ってこのゲームを奪った。横回転をかけた変則レシーブでも困惑させた。第3ゲームは序盤からリードを許し、5―10から2点差まで追い上げたが一歩届かなかった。第4ゲームは序盤からリードを広げられ4―11で落とした。第5ゲームは一時は4点差をつけられたが逆転で奪った。第6ゲームは3―3から丹羽が5連続でポイントを奪うなど優位に進め、11―8で奪い3―3と追いついた。最終ゲームは開始から5連続得点を許すなど、ペースをつかめなかった。

 それでも日本男子は、世界ランキング13位の水谷隼(29=木下グループ)が3回戦、世界ランキング4位の張本智和(15=木下グループ)は4回戦で敗退する中、丹羽は、6度目の世界選手権で2大会連続で8強入りを決める意地を見せた。丹羽は「非常に悔しいです。3―3にして流れがあった。そこでメダルを凄く意識した。男子は40年獲っていないので、そのプレッシャーが凄くて」と語った。

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