「令和とともに新生」白鵬猛省、けん責三本締め「勉強不足だった」

[ 2019年4月26日 05:30 ]

処分決定から一夜明け、巡業で土俵上から稽古を見つめる白鵬
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 大相撲春場所千秋楽の優勝インタビューの最後に観客とともに三本締めを行い、日本相撲協会からけん責処分を受けた横綱・白鵬(34=宮城野部屋)が25日、春巡業が行われた埼玉県日高市で「勉強不足だった。一からしっかり勉強したいと思う」と反省した。その上で「生まれ変わるというか、令和とともに新生白鵬でいきたい」とこれまで以上に自覚を持って模範となる決意を示した。

 白鵬は本場所終了を意味する神送りの儀式の前に手締めをし、問題視された。コンプライアンス委員会の聞き取り調査の際には「平成最後の場所ということで盛り上げようと思って締めた」とファンを喜ばせようとした行為だったと説明していた。今回は手法を間違えた形だが、相撲の魅力を伝えていきたいという思いは変わらない。「違う形で貢献したい。一人一人にというとやりすぎかもしれないが、そういう気持ちで務めていきたい」と誓った。

 《宮城野親方「教え方悪かった」》監督責任を問われ報酬減額処分を受けた師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)が都内で取材に応じ、「全部、自分の責任。教え方が悪かった。叱っていれば良かったですけど、やらなかったから、どちからかといえば私が悪い」と猛省した。日本国籍取得に向けた動きが明らかになったタイミングだけに、親方は「次やったら親方どころの騒ぎじゃない。親方にもなれないと本人に言った。横綱の品格が問われている。そこを直してもらいたい」と話した。

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