丹羽 誇れる4大会連続4回戦進出にも平静 勝負は「中国選手と当たってから」

[ 2019年4月25日 07:23 ]

卓球・世界選手権個人戦第4日 ( 2019年4月24日    ハンガリー・ブダベスト )

<世界卓球・男子シングルス3回戦>スマッシュを放つ丹羽(撮影・吉田 剛)
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 男子は水谷が長くトップの座に君臨し、張本が新エースとして期待を一身に背負っている。丹羽孝希(24=スヴェンソン)は世界ランキング8位に位置する実力を持ちながら、注目度ではいつも割を食っていた。

 しかし、3回戦を突破し、6度目の世界選手権で4大会連続の4回戦進出。これは、若い張本は当然、水谷でさえも達成していない立派な勲章だ。

 3回戦。過去2戦2敗の世界ランキング80位ヤクブ・ディヤス(23=ポーランド)に4―1で勝利した。バックハンドが「強烈」という難敵に対し、「フォア側の前に強い横回転をかけて、レシーブが長くなるようにした」と対策を立てた。これが功を奏した。男子の倉嶋洋介監督は「左に強い相手。ストレートやミドルをうまく突いて崩した。サーブも効いた。気持ちに不安定なところもなく、あした(25日の4回戦)が楽しみ」と称えた。

 当のサウスポーはいたって冷静だ。「ベスト16は4大会連続なので。ベスト8で中国と当たって、初めて頑張ろうと思える」。前回も8強。4回戦のクロアチア選手に勝ち、前回成績に並んでからが、本当の勝負だと見込んでいる。

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2019年4月25日のニュース