錦織まさか…6年ぶり2大会連続初戦敗退 世界49位のエルベールにストレート負け

[ 2019年4月17日 19:53 ]

初戦の男子シングルス2回戦でピエールユーグ・エルベールにポイントを奪われ天を仰ぐ錦織圭
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 男子テニスのマスターズ・モンテカルロ大会は7日、モナコのモンテカルロでシングルス2回戦を行い、世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(29=日清食品)は、世界49位のピエールユーグ・エルベール(28=フランス)に5―7、4―6で敗れ、2大会連続で初戦で姿を消した。

 全仏オープンに向け、同じクレーコートの今季初戦。錦織は昨年のこの大会では準優勝している相性の良い大会だった。エルベールとは今年2月のABN・AMROワールド(オランダ・ロッテルダム)の1回戦で逆転勝ちするなど、これまで2勝0敗と負けがない。

 しかし、第1セットでともにサービスゲームをキープし5―5出迎えた第11ゲームを錦織はラブゲームで落とし、続く第12ゲームをブレークされた。エルベールがサービスの第5ゲームで0―40としながらブレークできなかったのが響いた。

 第2セットでも第1ゲームを0―40としながら落とす出だし。その後もブレークのチャンスを作りながら、あと1本が決まらず。第10ゲームをブレークされて試合が決まった。

 今季、錦織は2月の全豪オープンで準々決勝に進出、ABN・AMROワールドでも準決勝に進出したが、その後は3大会続けて序盤での敗退が続いている。今大会は3月のマイアミ・オープンの初戦である2回戦で世界44位のドウシャン・ラヨビッチ(セルビア)に敗れて以来の出場だった。

 錦織が同年度内で2戦連続して初戦で姿を消すのは昨年4月のバルセロナ・オープンの初戦で棄権、5月のマドリード・オープン初戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて以来。棄権を除けば2013年8月のウエスタン・サザンオープンと全米オープンでともに初戦で姿を消して以来6年ぶりの屈辱となった。

 エルベールは3回戦で世界13位で第9シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。

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