バドミントン山口茜(3) 団体戦「楽しかった」仲間との絆を大切に

[ 2019年4月17日 10:02 ]

2020THE STORY 飛躍の秘密

平泉寺小4年の山口茜。この時からガッツポーズが消えた(母・誠子さん提供)
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 天才少女は、小学3年にしてガッツポーズを封印した――。福井県勝山市で育ったバドミントン女子シングルスの山口茜(21=再春館製薬所)は、1つの敗戦をきっかけに、冷静かつ柔軟なスタイルを確立してきた。

 勝山南部中時代、山口が最も大切にしたのは仲間だった。「バドミントン」というテーマでつづった卒業アルバムには、個人戦ではなく団体戦の思い出を書いた。勝山チャマッシュ、勝山南部ジュニアと並行し、中学の部活でも活動。3年時の12年8月の全国中学校大会ではシングルス初優勝、団体でもベスト8まで進んだ。「ランニングが苦手だったけど、みんなとバドミントンするのはとても楽しかった」とし「一人では勝てない団体戦で北信越を制覇できたことは、私たちの誇りです」とつづった。三觜コーチは「自分たちの仲間を強くすれば、自分のレベルも上がると教えた」と当時を振り返る。

 物静かに見える山口だが、昔からお笑い番組を見るのが好きだった。はやっていたギャクをかましては、周囲を笑わせていた。さらに上田コーチは「何でもないところで、なぜかこけていた」とおちゃめな一面を明かす。コートを離れれば、柔らかい。「茜ちゃん」は、地元の有名人だ。

 ◆山口 茜 (やまぐち・あかね)1997年(平9)6月6日生まれ、福井県勝山市出身の21歳。中3の12年12月に史上最年少で日本代表選出。13年9月のヨネックス・オープン・ジャパンでスーパーシリーズ最年少優勝。勝山高から16年に再春館製薬所入り。16年リオ五輪5位。17年スーパーシリーズ・ファイナル初優勝。18年4月の世界ランクで男女通じて日本人初のシングルス1位となった。1メートル56、55キロ。右利き。血液型A。

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