渋野日向子　繰り上がりで出場「ラッキーだなと思います」

ウエーティングで滑り込み出場が決まった“黄金世代”渋野日向子（右）は2週連続の上位進出へスタッフと談笑
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　女子ゴルフの今季第3戦、Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント（賞金総額1億円、優勝賞金1800万円）は22日から3日間、大阪府茨木市の茨木国際ゴルフ倶楽部（6219ヤード、パー71）で行われる。前週のヨコハマタイヤPRGRレディース杯でわずかツアー2戦目ながら…6位に食い込む大健闘を見せた“黄金世代”渋野日向子（20＝RSK山陽放送）は李知姫（40＝韓国）の欠場により繰り上がりで出場する幸運をつかんだ。

　「先週はウエーティング2番目、今週はウエーティング1番目ですけど、今週も出場できるとは思ってなかったのでラッキーだなと思います。まあ、先週ほどうまくいくとは思ってないんで、伸び伸びやります」

　――先週はツアー2戦目で初の予選通過、さらに最終日は首位に3打差、5位からのスタートといきなりの優勝争いでした。グリーン上のボールが動くほどの強風も吹いた中、最終的にトップ10に残れたのは“うまくいった”という言葉だけでは片付けられない部分もあると思います。

　「成長してるんでしょうか。どうなんでしょうか。でも楽しくはプレーできてました。いっしょに回っている人（鈴木愛、大山志保）が人なので緊張はしてましたけど。手が震えるような感じも1日目、2日目はありましたけど、最終日はなかったです。鈴木愛さんも大山志保さんも到底叶わない人ですから、そんな風に思ってプレーしてたのもあったかもしれません」

　――前週のプレーの反響はありましたか。

　「ありましたね。インスタのフォロワーの方がめっちゃ増えました。今までは1700人くらいだったんですけど、多分、きょうで2000人超えると思います」

　――ツアー最終予選会の順位は40位と目安の35位には届きませんでした。前半戦のリランキングを考えると出場できる試合ではしっかりと稼いでおきたい。

　「今年は予選通過をしてちょこちょと（賞金を）溜め込んでいくという考えではいたので、それで今回、トップ10に入ったのでそこは貯金ができてラッキーだったかなと思います」

　――今週の目標は。

　「先週とは全然違うコースで難しいですし、私には苦手な方ですし、風も強くなるでしょうし、そこでどうスコアを出せるかですね。先週6位に入って注目されてる時に予選落ちしたら運が良かっただけだと思われますし、そこはそう言われないように頑張りたいです」

　この後、出場が確定しているのはヤマハレディースオープン葛城（4月4～7日、静岡・葛城ゴルフ倶楽部・山名コース）とスタジオアリス女子オープン（4月12～14日、兵庫・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース）の2試合。現在、賞金ランクは18位（2，246，666円）。初の賞金シード獲得へ生き残りを懸けたゲームが続く。