安田祐香“ミレニアム世代”の仲間とともに上位目指す

[ 2019年3月21日 20:43 ]

今大会にアマチュア旋風を巻き起こす“ミレニアム世代”の(左から)古江彩佳、吉田優利、安田祐香
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 女子ゴルフの今季第3戦、Tポイント×ENEOS(賞金総額1億円、優勝賞金1800万円)は22日から3日間、大阪府茨木市の茨木国際GC(6219ヤード、パー71)で行われる。ゴルフの祭典マスターズの“女子アマチュア版”第1回オーガスタ・ナショナル女子アマチュア(4月3、4、6日)に日本からただ1人出場する安田祐香(18=兵庫・滝川二高卒)が同じ2000年度生まれの“ミレニアム世代”吉田優利(18=千葉・麗沢高卒)、古江彩佳(18=兵庫・滝川二高卒)らとともに上位進出を目指す。

 ――今シーズンのプロツアー第1戦になります。
 
 「不安が凄い強くて、コースも難しいので、ショットが(グリーンに)乗っても油断できないコースだし、結構、不安はあるんですけど、予選通過を目指して自分のプレーが伸び伸びできたらいいかなと思います

 ――今オフはどのような過ごし方を。

 「腰の調子があまり良くなかったので、まずは体を休めて、練習も控えめにして、プールで歩いたり、いろんな対策をしました。今は(クラブを)振れるので良くなってるとは思います。(故障の原因が)骨じゃなくて筋肉だったので、ケアをしっかりすればいけるかなって感じです。2月の終わりからしっかり練習できるようになったのでこの大会に間に合って良かったなって思います」

 ――故障明けですが、飛距離は伸びているようにも感じます。

 「クラブを替えてからキャリーが伸びるようになって。そこが一番大きいかなと思います。ゼクシオからスリクソンのニュークラブに替えました。10ヤードくらいは伸びたと思います。海外ではキャリーが出なくても転がっていくんですけど、日本ではキャリーが出ないとしんどいので。いろいろ打って試して良かったです」

 ――高校を卒業してしばらく経ちますが。
 
 「あんまり実感がなくてまだ、高校生って感じなんですけど、プロテストは秋にありますし、通ったらもうプロなのでしっかり気持ちとかももっとプロに近づかないといけないなと思います」

 ――自動車免許は。

 「今、取りに行ってます。2月からですけど、まだ、第1段階です。学科は全部終わりました」

 ――この大会の後にはオーガスタ・ナショナル女子アマチュアが控えています。決勝ラウンド進出の30人に残れば、オーガスタ・ナショナルをプレーすることができます。

 「絶対に予選通過して。回りたいコースなので。それしか見ていないっていう感じです。ショットとかも良くなってきているので予選を通りたいなと思います」

 ――オーガスタ・ナショナルの研究は。

 「ビデオとかでは観てます。それから要潤さんが出ている番組(マスターズ・マイライフ)とか。周りの人は予選があるというのを知らなくて、行けば回れると思っているので、もし、予選を落ちたら恥ずかしいなって思います」

 ――オーガスタへ向けて今大会で試したいことはありますか。

 「ハイブリッドの5番アイアンを試しています。距離は175ヤード。6番(195ヤード)と17番(182ヤード)では(ティーショットに)使ってみようと思っています。感触はいいので楽しみです」

 安田の秘密兵器はアイアン型ハイブリッドの5番。飛距離を5ヤード稼ぐためロフトを26度から25度に立てさらにシャフトも0・5インチ長くした特注品だ。米国本土のコースとしては珍しく高低差の激しいオーガスタ・ナショナル。同じく高低差の激しい茨木国際GCのポテトチップ状グリーンにどの程度、通用するか。22日の初日が楽しみだ。

 <オーガスタ・ナショナル女子アマチュアとは>今春創設された新規大会。アマ世界ランク上位30人など世界のトップ72人が初代女王の座を争う。ただし、マスターズと同じオーガスタ・ナショナルGCをプレーできるのは近隣コースで実施される予選2日間(36ホール)の上位30人のみ。夢の舞台に立つためにまずは予選通過が目標となるが、安田の最新世界ランクは14位。上位進出への期待がかかる。

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