大関獲りの貴景勝 秋場所以来の連敗で4敗目 八角理事長「そんなに甘くない」

[ 2019年3月21日 19:33 ]

大相撲春場所12目 ( 2019年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

<大相撲春場所12日目>貴景勝(右)をはたき込みで破り10勝目を挙げた豪栄道 (撮影・奥 調)
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 大関獲りを狙う関脇・貴景勝が埼玉栄高の先輩・豪栄道に敗れ4敗目を喫した。

 大関に立ち合いの当たりを止められ押し込まれる。前に出ようとして、足がそろったところをはたかれバッタリ。大関獲りの重圧が出てきたのか、いつもの出足の力強さが見られなかった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「豪栄道が良かったということ。(立ち合いの)いい当たりができた。明日(の白鵬戦に)につながるいい立ち合いができたということ」と大関の完勝を認めた。

 一方で貴景勝は昨年の秋場所以来の連敗。大関昇進の目安は直近3場所通算33勝。あと1勝でノルマに届くが、関係者の中には今場所2桁白星が目安という声もある。既に横綱戦を終えてはいるが、今場所好調な高安、そして栃ノ心の大関陣がまだ残っている。

 八角理事長は「(そうは甘くないわけだから。上位が(貴景勝の押しに)慣れてきたといえば慣れてきている。その中で勝っていかないといけない」と貴景勝の巻き返しを期待した。

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2019年3月21日のニュース