グリズリーズが強敵ロケッツを延長で撃破 渡辺は出場機会なし ハーデンは57得点

[ 2019年3月21日 15:21 ]

33得点を挙げて勝利に貢献したグリズリーズのバランチューナス(AP)
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 NBAは20日に各地で9試合を行い、グリズリーズは地元メンフィスで延長の末にロケッツを126―125(前半63―53、延長11―10)で振り切って29勝42敗。ガードのマイク・コンリー(31)が35得点を挙げれば、シーズン途中でラプターズから移籍してきたヨナス・バランチューナス(26)は自己最多の33得点を稼ぎ、同点で迎えた延長の残り0・1秒にフリースローの1本目を決めて勝利に貢献した。この場面でグリズリーズはコンリーのシュートが外れたものの、ゴール下でバランチューナスがロケッツのクリント・カペラ(24)と競り合ってリバウンドをキープ。直後にカペラの反則を誘ってこれが決勝点となるフリースローにつながった。

 グリズリーズはこのカード、今季4戦目で初勝利。前日にGリーグ・ハッスル(グリズリーズ傘下)の試合に出場してプレーオフ進出を決めた渡辺雄太(24)もベンチ入りしたが、最後まで出番はなかった。

 西地区全体3位のロケッツの連勝は3で止まって45勝27敗。第3Q終了時点で19点差を追う展開となりながら、第4Qを37―18として追いついたが、あと一歩およばなかった。

 ジェームズ・ハーデン(29)は46分出場して9本の3点シュートなどで57得点を稼ぎ、4Qの残り4秒にはジャスティン・ホリデー(29)の反則で得た3本のフリースローをすべて成功させて同点にしたが勝利にはつながらなかった。

 ハーデンは1月14日のグリズリーズ戦でも57得点を記録。同じ相手に同一シーズンで50得点以上を2度マークしたのは、ここ30シーズンではマイケル・ジョーダンとコービー・ブライアントに続いて3人目となった。

 個人得点部門で1位を独走するハーデンの50得点以上は今季7回目。ロケッツはフリースローを20本すべて成功させ、3点シュートの成功率も43・8%(48本中21本)という高い数字を残したが、ペイント内でのスコアはグリズリーズが54―36と上回った。

 なお東地区全体3位の76ersはセルティクスを退けて6連勝。西地区全体6位のスパーズは地元サンアントニオでヒートに敗れて連勝が9、ホームでの連勝は11でそれぞれ止まった。

 <その他の結果>

*キャバリアーズ(19勝53敗)107―102バックス(53勝19敗)
*マジック(34勝38敗)119―96ペリカンズ(31勝43敗)
*ブルズ(21勝52敗)126―120(延長)ウィザーズ(30勝42敗)
*76ers(47勝25敗)118―115セルティクス(43勝29敗)
ジャズ(42勝29敗)137―116*ニックス(14勝58敗)
ヒート(35勝36敗)110―105*スパーズ(42勝30敗)
ラプターズ(51勝21敗)123―114(延長)*サンダー(42勝30敗)
*トレイルブレイザーズ(44勝27敗)126―118マーベリクス(28勝43敗)

 *はホームチーム

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