SP首位のチェン フリーは羽生の次に滑走“プーの嵐”も想定内

[ 2019年3月21日 22:54 ]

フィギュアスケート世界選手権第2日 ( 2019年3月21日    さいたまスーパーアリーナ )

ネーサン・チェン
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 男子ショートプログラム(SP)が行われ、ネーサン・チェン(米国)が世界歴代2位の107・40点をマークし、連覇へ好スタートを切った。2位のブラウン(米国)、3位の羽生結弦(ANA)と出席したSP後の会見。「とても満足している。でも、その前に…」とし、「この2人の選手とともに上位3人のポジションにいられたことが光栄」と話した。

 冒頭にトリプルアクセルを決めると、4回転ルッツ、演技後半のトーループの4―3回転もきっちり成功。技術点でライバルを圧倒しただけでなく、表現力でも羽生に次ぐ2位のハイスコアをマークした。

 昨秋、米国の名門・エール大に進学。競技力を落とすことなく、今季もGPファイナルを連覇、全米選手権3連覇と氷上で存在感を放っている。「今季はこれまでの競技人生の中で一番、気に入っている。大学とスケートの両立ができると分かって安心している」と話した。

 2位のブラウンに10・59点、3位・羽生には12・53点の大差をつけて23日のフリーに臨む。滑走順は羽生の次の23番。羽生の演技後、ファンが「くまのプーさん」のぬいぐるみを大量に投げ入れることが想像されるが、「プーさんの嵐もかなりの光景だけど、事前に分かっているので備えればいいさ」と余裕を漂わせた。

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