逸ノ城 碧山との1敗対決制す、自己最速タイ2桁到達

[ 2019年3月21日 05:30 ]

大相撲春場所11日目   〇逸ノ城―碧山● ( 2019年3月20日    エディオンアリーナ大阪 )

碧山(右)をはたき込みで破り1敗を守った逸ノ城(撮影・亀井 直樹) 
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 平幕の1敗対決は逸ノ城が制した。碧山の突っ張りに下がらず、腰が引けた状態の相手をはたき込みで仕留めた。まわしに手が届かなかったが「(碧山は)手が長いので取れないので」と織り込み済み。連日、寝る前に相手の取り口を研究している成果を出した。

 場所前は千賀ノ浦部屋に出向き、直近の対戦で4連敗中の貴景勝と胸を合わせた。師匠の湊親方(元幕内・湊富士)は「自分から行くと言ってきた。今まではどこかに出稽古に行きたいというのはなかった。それが成長」と精神面の変化を感じ取っている。

 11日目での2桁勝利は、新入幕で13勝を挙げた14年秋場所に並んで自己最速だ。優勝争いの緊張観は「ない」と言い切り、「終わるまでしっかり集中する」と気を引き締めた。

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2019年3月21日のニュース