愛知・鈴木亜由子が貫禄の走りでV 新年の願掛けは「健康とMGCとクイーンズ駅伝」

[ 2019年1月13日 19:12 ]

第37回全国都道府県対抗女子駅伝   愛知・優勝=2時間15分43秒 ( 2019年1月13日    京都市・西京極陸上競技場発着 )

<都道府県対抗女子駅伝>3年ぶり2回目のVに歓喜のゴールテープを切る愛知のアンカー・鈴木亜由子(撮影・井垣 忠夫)
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 愛知の鈴木亜由子(27=日本郵政グループ)が貫禄の走りで地元を優勝に導いた。アンカーで、競っていた京都を振り切った。10キロ31分8秒は、東京の新谷仁美(31分6秒)に次ぐ区間2位のタイムだった。

 長年苦しめられている足の甲の痛みの不安を抱えながら、今は「だいぶ整えられるようになってきた」と、疲労への対処がうまくできているという。

 「いつ(痛みが)来るかという危機感とは隣合わせ。練習は継続が一番。継続するから負荷がかけられる」

 練習を積めていることが、この日の快走にもつながった。

 名古屋大卒の高偏差値ランナーは、年始の参拝を欠かさない。以前、合宿先の鹿児島県徳之島にある神社と、愛知県豊橋市の実家からほど近い安久美神戸神社に参拝したところ、「全く同じ内容が出て、それから信じています」と両方をお参りするようにしている。

 近々、故郷に戻って安久美神戸神社を訪れる。願いは決まっている。

 「第1は健康です。MGCに通過して東京五輪につなげたい。それと、クイーンズ駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝)の優勝です。去年の願いはMGC獲得とクイーンズ駅伝の優勝でした。半分しかかなえられなかった(駅伝は7位)ので、ことしは―」

 次戦は2月3日の丸亀国際ハーフマラソンに出場する。「ここで刺激が入ったので、いい状態なら記録を狙いたい」。春までに「もう1レースに出られたら」と青写真を描く。

 トラックでリオデジャネイロ五輪代表になったスピードランナー。マラソン初挑戦の昨年8月北海道マラソンで優勝した。そこで、東京五輪代表選考レース「MGC」の出場権もつかんだ。9カ月後の熾烈な戦いへ、準備を整えていく。

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2019年1月13日のニュース