スポーツクライミング協会 スピードのジャパンカップ新設 2月に第1回大会

[ 2019年1月13日 05:30 ]

 日本山岳・スポーツクライミング協会が20年東京五輪を見据え、スピードのジャパンカップを新設し、2月10日に東京都昭島市で第1回大会を実施することが12日、分かった。東京五輪の追加競技であるスポーツクライミングはボルダリング、リード、スピードの3種目複合で争われる。ボルダリング、リード、複合は既にジャパンカップが開催されているが、スピードでは初の全国大会となる。

 18年世界選手権のボルダリングでは男子の原田海(19=日新火災)が金メダル、女子の野口啓代(29=TEAM au)が銀メダルを獲得。クリアした課題の数を競う同種目では世界屈指の強さを誇る日本だが、速さを競うスピードはまだ世界との差が大きい。日本協会の幹部は「東京に向けた強化のためにスピードもジャパンカップを行う」とし、同大会には五輪を狙うトップクライマーが参戦。スピードでの国内タイトルが東京五輪につながる。

 《土肥チョレイ魂》 日本協会は都内で18年の年間表彰式を行い、スポーツクライミング部門で原田、野口、ユース五輪優勝の土肥、世界ユース選手権2冠の谷井を表彰した。原田は体調不良、野口は海外合宿中のため欠席。18歳の土肥は、ユース五輪で同部屋だった卓球男子の張本の勝負に対する執着心に刺激を受けた。「今年の世界選手権、五輪に向かって頑張ります」と闘志を高めていた。

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2019年1月13日のニュース