錦織、ジョコの壁&4強の壁破る!14日開幕全豪OP 狙う過去最高順位

[ 2019年1月13日 05:30 ]

全豪オープンの開幕を控え、調整する錦織
Photo By 共同

 14日に開幕するテニスの全豪オープンで男子シングルスに出場する第8シードの錦織圭(29=日清食品)が12日、メルボルン市内で会見に臨んだ。4大大会で安定した結果を残すことを今季のテーマに掲げ、今大会も過去最高の4強以上を狙うことを宣言。順当に勝ち進めば準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)と激突するが、臆することなく目標に突き進む。

 今季4大大会初戦に向けた公式会見。錦織は「全てのグランドスラムでより良い結果を残すことが今年の目標。今大会も準々決勝より上に行きたい」と力を込めた。全豪は過去3度、準々決勝で敗退。4強入りをターゲットにする。

 超えなければならないのが第1シードのジョコビッチだ。順当なら準々決勝で激突。過去17回の対戦(2回の棄権除く)で2回しか勝っておらず、14年の全米準決勝を最後に白星がない。世界ランク1位の強豪と常に互角以上に戦うことが4大大会で安定して上位に食い込む条件となる。

 足元も見つめている。錦織は1回戦の相手であるマイシュジャク(ポーランド)を警戒。予選から勝ち上がった世界ランク176位の格下だが「対戦したことがなく、よく知らない。この前のフレンチではあまり知らない強い選手とやった。油断はできない」と気を引き締めた。17年全仏の1回戦で公傷明けでランク外のコッキナキス(オーストラリア)に苦戦。第1セットを落としながら逆転勝ちを収めたが、足をすくわれかねない内容だった。1年8カ月前の教訓を生かす。

 先週のブリスベン国際では2年11カ月ぶりにツアー大会で優勝。「優勝は良かったが、それよりも内容が良かった。それが一番自信になる」と手応えはある。会見後には第16シードのラオニッチ(カナダ)と練習を行い、サーブの感覚などを入念に確認した。11日にはメルボルンVに所属するサッカーの本田圭佑とイベントで共演。観戦に駆け付ける可能性もある本田に“伸びしろですねー”と言わせる戦いを見せることができるか。

続きを表示

2019年1月13日のニュース