故障者続出のグリズリーズが逆転負け 西地区全体14位にまで急降下 渡辺雄太は出場機会なし

[ 2019年1月13日 15:50 ]

負傷したグリズリーズのアンダーソン(AP)
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 NBAは12日に各地で8試合を行い、グリズリーズは敵地マイアミでヒートに108―112(前半61―63)で競り負けて19勝23敗。ここ8戦では7敗目を喫し、西地区全体では下から2番目の14位に低迷している。

 第3Q途中で13点をリードしながらの逆転負け。108―110で迎えた第4Q残り4秒、シェルビン・マック(28)が同点を狙ってシュートを放ったが、ヒートのドウェイン・ウェイド(36)にブロックされて敗れ去った。

 この試合では先発フォワード、カイル・アンダーソン(25)が足首を捻挫して後半は欠場。前日には2季目のガード、ディロン・ブルックス(22)が痛めていた右足つま先の手術を受けて今季の出場が絶望となり、ベテランのフォワード、チャンドラー・パーソンズ(30)もトレード要員になっていることから選手層はギリギリの状況になってきた。ベンチ入りしながら出場のなかった渡辺雄太(24)と、渡辺同様にGリーグ・ハッスルにも所属しているジャーネル・ストークス(25)の「2―WAY契約コンビ」を加えても、実働選手数は14人。アンダーソンは13日に精密検査を受けるが、ここまで攻守両面でチームを支えてきた主力が離脱すると、戦力面での再編成を迫られそうだ。

 ヒートは21勝20敗。レギュラーシーズンのちょうど半分を消化した時点で、東地区サウスイーストの1位で折り返した。

 西地区全体首位のナゲッツは、敵地フェニックスで同最下位のサンズに93―102(前半47―60)で足元をすくわれて28勝13敗。センターのニコラ・ヨキッチ(23)は23得点と10リバウンドを記録したが、苦手のロードでは今季11勝10敗となった。

 サンズは11勝33敗。シーズン途中でウィザーズから移籍してきたフォワードのケリー・ウーブレJR(23)がともに自己最多に並ぶ26得点と11リバウンドを稼いでチームを引っ張った。ドラフト全体トップで指名された新人センター、ディアンドレ・エイトン(20)も22得点、13リバウンドをマーク。得点リーダーのデビン・ブッカー(22)を腰痛で欠いているここ3試合では2勝1敗となった。

 なおナゲッツと西地区全体2位ウォリアーズのゲーム差は0・5。3位サンダーとは2・5ゲーム差となった。

 <その他の結果>

ピストンズ(18勝23敗)109―104*クリッパーズ(24勝18敗)

*マジック(18勝24敗)105―103セルティクス(25勝17敗)

*ティンバーウルブス(21勝22敗)110―106ペリカンズ(20勝23敗)

*サンダー(26勝16敗)122―112スパーズ(25勝19敗)

*ジャズ(23勝21敗)110―102ブルズ(10勝33敗)

*キングス(22勝21敗)104―97ホーネッツ(19勝23敗)

 *はホームチーム

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