ラプターズが7連勝 王者ウォリアーズを延長で突き放す デュラントは“記録的”な51得点

[ 2018年11月30日 16:04 ]

ラプターズを引っ張っったレナード(AP)
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 NBAは29日に各地で3試合を行い、リーグ全体で首位に立っているラプターズは地元トロントでファイナル3連覇を狙っている王者ウォリアーズと激突。第4Qの残り9秒、この日51得点をたたき出したケビン・デュラント(30)に同点の3点シュートを決められて延長戦に引きずり込まれたが、5分間の延長を12―9で制して、131―128(前半67―58)で競り勝った。

 新大黒柱のカワイ・レナード(27)が今季自己最多の37得点を稼げば、3季目で急成長を見せているパスカル・シアカム(24)は延長での7得点を含む自己最多の26得点を記録して強敵をなぎ倒した。

 ラプターズは3連敗のあと7連勝を飾って18勝4敗。東地区全体順位では2位バックスに3ゲーム差をつけた。

 ロード5連戦の初戦となったウォリアーズは15勝7敗。ステフィン・カリー(30)とドレイモンド・グリーン(28)の主力2人を故障で欠きながらも3連勝をマークしていたが、ラプターズを最後に追い詰めながらも白星は逃げていった。

 デュラントは43分出場してフィールドゴール(FG)を31本中18本(うち3点シュートは7本中4本)、フリースロー(FT)を12本中11本成功。11リバウンドと6アシストも記録して土壇場では執念の3点シュートをねじ込んだが、最後はラプターズの総合力に屈する形となった。

 ただし敗れたとは言え“記録的”なパフォーマンス。ここ3試合の得点は44→49→51で、ウォリアーズの選手で3試合連続で40得点超えを果たしたのは2016年のカリー以来、チーム史上4人目となった。

 50得点以上は自身6回目でウォリアーズ移籍後は2回目。44得点以上での3試合連続となると、2007年3月のコービー・ブライアント(元レイカーズ)以来、リーグ全体では12シーズンぶりの出来事となった。

 今季のウォリアーズは10月24日にカリーがウィザーズ戦で51得点をマーク。10月29日のブルズ戦ではクレイ・トンプソン(28)がリーグ史上最多となる14本の3点シュートを成功させて52得点をたたき出していた。

 同一シーズンで同じチームの3選手が50得点以上を記録したのは、1961〜62年のレイカーズ(エルジン・ベイラー=5回、ジェリー・ウエスト=2回、ルディー・ラルッソ=2回)以来。実に57年シーズンぶりに「50得点トリオ」が誕生する1日となった。

 なお西地区全体で首位に立っているクリッパーズは敵地サクラメントでキングスを退けて4連勝。レイカーズのレブロン・ジェームズ(33)は38得点、9リバウンド、7アシストをマークしてペイサーズ戦での勝利に貢献している。

 <その他の結果>

クリッパーズ(15勝6敗)133―121*キングス(10勝11敗)

*レイカーズ(11勝9敗)104―96ペイサーズ(13勝8敗)

 *はホームチーム

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