男子バスケW杯の米大陸予選で米国が2敗目 アルゼンチンに17点差で完敗

[ 2018年11月30日 14:08 ]

メキシコのベニテスをマークするパナマのカーター(AP)
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 男子バスケットボールのW杯(2019年8月31日〜9月15日=中国8都市)の出場枠(計32)を争っている米国は29日、アルゼンチン北西部のラ・リオハで2次リーグの3試合目を行い、地元のアルゼンチンに63―80(前半32―35)で敗れ、1次リーグの成績を加算して7勝2敗。2次リーグE組の首位を8勝1敗となったアルゼンチンに譲った。

 1次リーグからNBAのマイナー、Gリーグ所属の選手を中心にして代表を編成している米国は、6月28日のメキシコ戦で70―78で敗れているが、2次リーグでは3試合目で初黒星。試合開始から12―0と滑り出しは良かったものの、第2Q終盤から第3Q序盤にかけての13分間では10―31と失速し、その第3Qは8―23というスコアだった。

 米大陸のW杯枠は「7」で各6チームで戦っているE組とF組の上位3チームが自動的に出場権を獲得。4位となったチームの成績上位が最後の代表チームとなる。

 この日のアルゼンチン戦で2ケタ得点をマークしたのはガードのトラビス・トライス(25)だけ。NBAで406試合の出場歴があるセンターのタイラー・ゼラー(28=元セルティクスほか)は20分の出場で12リバウンドをマークしたが、得点はわずか「2」に終わり、流れを変えるほどの活躍はできなかった。

 アルゼンチンはロシア・リーグでプレーしているガードのニコラス・ラプロビドーラ(28)が両軍最多の17得点をマーク。アテネ五輪(2004年)の優勝メンバーで、NBAロケッツなどを経て、現在は中国の山西ドラゴンズに所属しているフォワードのルイス・スコラ(38)は29分の出場で10得点、9リバウンド、4アシストをマークして米国撃破に貢献した。

 E組ではウルグアイが64―62でプエルトリコに勝ち、パナマは76―65でメキシコに勝利。E組各チームの残り試合はあと「3」となっているが、現時点での順位は(1)アルゼンチン(8勝1敗)(2)米国(7勝2敗)(3)ウルグアイ(6勝3敗)(4)プエルトリコ(5勝4敗)(5)パナマ(4勝5敗)(6)メキシコ(3勝6敗)となった。

 なおF組2次予選の3試合は30日に行われる。

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2018年11月30日のニュース