羽生パレード経済効果18億 五輪2連覇、仙台で開催

[ 2018年11月30日 11:46 ]

 平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で羽生結弦選手(23)が66年ぶりの2連覇を達成し、地元の仙台市で開かれた祝賀パレードの経済効果は推計約18億5千万円だったと30日、実行委員会が発表した。

 実行委によると、4月のパレードには宮城県外から約2万4600人、国外からも約400人が訪れ、宿泊費や飲食費などを中心に効果があった。実行委の伊藤勝也会長(仙台市文化スポーツ部長)は「羽生選手の偉業が数字としても表れ、驚いている」と話した。

 また、寄付金や企業協賛金、Tシャツなどの応援グッズ販売による収入から運営費などを差し引いた実行委の剰余金は約2200万円だった。羽生選手の意向を踏まえて宮城県スケート連盟に全額寄付し、スケート選手の育成などに活用する。

 パレードは4月22日に行われ、羽生選手の乗ったパレードカーが市中心部の大通り約1・1キロを約40分かけて進行。沿道には市民や全国のファンら約10万8千人(主催者発表)が駆け付けた。

 2014年のソチ五輪で金メダルを獲得した後にも実施され、約9万2千人が集まった。(共同)

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2018年11月30日のニュース