小平1差2位発進 来季米ツアー本格参戦、Vで弾みだ!

[ 2018年11月30日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第1日 ( 2018年11月29日    東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )

日本シリーズJTカップ第1日 ホールインワン惜しい!18番でスーパーショットを放ち石川(右)と笑顔でハイタッチする小平(撮影・沢田 明徳)
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 今季最終戦が開幕。第1ラウンドが行われ、小平智(29=Admiral)が6バーディー、2ボギーの4アンダー、66で回り、2位発進した。Y・E・ヤン(46=韓国)が5アンダー、65で回り単独首位。賞金ランク1位の今平周吾(26=フリー)は2アンダーで7位につけ、逆転賞金王を狙うショーン・ノリス(36=南アフリカ)は5オーバーで、最下位の29位と出遅れた。

 急傾斜のグリーンが名物の最終18番で小平が魅せた。「完璧」と3Iで放った第1打は、ピンの手前で弾むとカップの左をかすめるスーパーショット。約1メートルの下りのラインを強めに打って沈めた。227ヤードと長いパー3で難易度が高く、この日のバーディーは市原と小平の2人のみ。「6回目の出場で初めて18番でバーディー。凄くうれしい」と29歳は相好を崩した。

 この日はパット、ショットともに好調で、スコアを伸ばした。2アンダーで迎えた11番ではカラーから7メートルをねじこみバーディー。13、16番ではボギーとするも直後のホールでバーディーを奪うなど安定したプレーが光った。66は自身の大会ベストスコアタイ。仲の良い石川とのラウンドで「遼と話しながらリラックスできた」と振り返った。

 4月に米ツアーで待望の初優勝を果たし、主戦場を米国に移した。その後は9月までのシーズンで12戦に出て予選落ち8度と苦しんだが、高いレベルでもまれた経験を約2カ月ぶりとなる日本でのプレーにフィードバックした。来年からは米ツアーに本腰を入れることを表明。「拠点もオーランド(フロリダ州)に決めました。前半戦はコースが分からないところもあるので、確かめながらやりたい」と話した。

 1年前は賞金ランク1位で本大会を迎えながら、優勝した宮里に逆転され賞金王を逃した。「明日からも自分に期待できると思う」。はっきりとした口調で意気込む表情からは、自信がみなぎっていた。

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2018年11月30日のニュース