完璧主義の原江里菜 マージャン効果で変身?「自分を許しながらできたら」

[ 2018年11月15日 22:09 ]

女子ゴルフ 大王製紙エリエールレディース第1日 ( 2018年11月15日    愛媛県松山市 エリエールゴルフクラブ松山=6525ヤード、パー72 )

<エリエールレディス第1日>13番でティーショットを放つ原江里菜(撮影・井垣 忠夫)
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 賞金ランク57位の原江里菜(31=NEC)は2年ぶりの復活シードへ単独8位が最低条件。初日は4バーディー、1ボギーの69をマークし、その目標通り、3アンダー、8位の好スタートを切った。

 ――3アンダー、8位のスタートです。

 原 まずまずです。というよりかなり上出来だったと思います。きょうはあんまりショットのフィーリングとか良くなかったんですけど、我慢するところを我慢できたし、あとは先週までと違ってパッティングも決まってくれたのですごい大きかったなと思います。

 ――大きかったというパッティングに一番助けられたホールは。

 原 後半の3番のショートです。1ピン(2・5メートル)くらいのパーパットが入ったんですよ。それできょうはあと6番だけ乗り越えたら大丈夫だなって。10メートル以上のバーディーパットをオーバーしてまたいつも通りだなと思ったんですけど、そこは我慢できました。

 ――4つのバーディーパットは。

 原 大体、3メートルくらいでした。一つだけ1グリップ(50センチ)がありました。1グリップは15番(375ヤード、パー4)でした。153ヤードを6番アイアンで打ちました。

 ――3メートル前後のパットが入ってくれるのは大きい。

 原 そうですね。気持ち良くプレーできました。

 ――パッティングの握りをクローグリップに変えていますが。

 原 そうですね。すごいラインに集中できるのでグリップは変えて良かったと思います。クローグリップで握ると、ストロークが良くなるので練習では以前からずっとやってました。8月くらいから(手が)動かなくなっていたので。

 ――動かないのは重症だったのでは。

 原 う〜ん、多分。でも(握りを)変えてかなり良くなってはいます。

 ――この位置で迎える最終戦は。

 原 正直、すごい憂うつです。でもゴルフのこととか相談する友だちにそれを言ったんですよ。あとミスすると自分がこれだけやってきたのにやっぱりミスするんだって裏切られた感じがするんだって。そしたらそうやって裏切られたって思うことが自分を突き放してることになるからそれじゃあ集中できないし、いいプレーができないから、たまたまうまくいかなかったと思って自分を信じてやりなさいっていう風に言われたので、きょうは先に(12番で)ボギーが来たんですけど、今はたまたまできなかっただけって自分に言い聞かせてできたので。ホントにショットの調子とかは良くないんですけど、我慢して、我慢してスコアをつくったっていう自分の中ではすごいそうした印象の1日でした。

 ――話は変わりますが、マージャンを始めたとか。

 原 ハイ、始めました。

 ――ゴルフに生かせる部分はありますか。

 原 いや、でもマージャンは座り続けるから体に良くないって言われてあんまりできないんですけど。私が言われたのは、マージャンって性格が出るゲームで、私は完璧主義だって言われたんですよ。なのでそういうのとかゴルフにも出てると思うので、もっと自分を許しながらゴルフができたらいいなって思いました。

 ――マージャンで好きな役はありますか。

 原 今、その役も覚えている最中なんで。

 ――役満(やくまん)は上がりましたか。

 原 ハイ、ゲームでは。雀荘(じゃんそう)もまだ2回しか行ってないんで。(雀荘では)誰にも気がつかれないです。

 ――今週の具体的な目標は。来季前半戦の出場権を得られる賞金ランク55位。

 原 そうですね。リアルな数字としてはそこをすごく自分の中で意識するんですけど、それを意識すると、目の前でプレーしてる久美ちゃん(賞金ランク56位金田久美子)も気になるし、それはわたしにとってプラスではないと思うので、少しでも上位でって気持ちでやれたらいいなと思います。(金田久美子と同組の)組み合わせが出た時にイヤな人たちって思いました(笑い)。

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