稀勢、次は進退問題直面も 八角理事長「奮起するしかない」「どこが痛いとか言っていられない」

[ 2018年11月15日 19:52 ]

大相撲九州場所5日目 ( 2018年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所5日目>稀勢の里の休場で不戦勝した玉鷲(撮影・中村 達也)
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 一人横綱の稀勢の里が5日目から休場。看板横綱がいなくなり、今場所は横綱土俵入りも見られなくなった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「楽しみにしていたお客さんに申し訳ない。土俵入りとか稀勢の里の相撲を楽しみにしていたお客さんに」と頭を下げた。

 横綱は会見で初日の貴景勝戦で右膝を痛めたとしており、相撲協会に右膝挫傷捻挫により全治1カ月の休業加療を要するとの診断書を提出。八角理事長は「悪いところを治して、体をつくり直して頑張るというのが、多くのファンの願い。奮起するしかない」と話した。その上で「ケガをしない体をつくらないといけない。ケガはつきものだから」と注文した。

 膝のケガが順調に回復すれば、九州場所後の巡業への参加も可能。その稽古内容次第では、再起の道も見えてくる。八角理事長は「開き直って稽古するしかない。どこが痛いとか言ってられない。とにかく(稽古の)番数でしょう。番数を増やして自信を取り戻すこと」と巻き返しを期待した。

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2018年11月15日のニュース