豊ノ島“3度目の正直”2分56秒熱戦制して4勝目「あと10日あるんだよなあ」

[ 2018年11月15日 15:32 ]

大相撲九州場所5日目 ( 2018年11月15日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所5日目>豊ノ島が押し倒しで極芯道を破る(撮影・中村 達也)
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 2年ぶりに関取に復帰した東十両13枚目の豊ノ島(35=時津風部屋)が2分56秒の熱戦を制して4勝目を挙げた。

 いやな予感が当たった。開口一番は「疲れた」。幕下時代に2度対戦している新十両の極芯道が相手。過去2戦とも2分を超える長期戦の末に敗れている。それだけに「ほんとに長い相撲を取るつもりはなかった」と速攻を意図。しかし、またしても懐に入れず、お互いに頭を付け合って膠着(こうちゃく)状態に陥った。

 最後は気力を振り絞って右ハズ押しが入ってこん身の押し倒し。3度目の正直に「よく我慢した」と自賛した。

 途中は前にする足を何度も入れ替えた。作戦かと思いきや、「きついからです」と苦笑。作戦的なものではなく、疲労からくる必死の入れ替えだった。

 ぐったりした様子で「あと10日あるんだよなあ。長いね」とぼやき顔。それでも「この長さを喜んでかみしめないとね」と、言い聞かせていた。

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2018年11月15日のニュース