稀勢の里、右膝痛め休場決断 来場所以降は「痛めたところを治し、それからまた考えたい」

[ 2018年11月15日 10:10 ]

休場を決意し田子ノ浦部屋の前で報道陣に話をする稀勢の里(撮影・中村 達也)
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 【稀勢の里に聞く】大相撲九州場所で5日目から途中休場することになった横綱・稀勢の里の一問一答は以下の通り。

 ――決断は

 「一人横綱として迎えた場所でしたけれど、応援してくださった方、ファンの方、これから国際センターに行こうというファンの方には申し訳ないですけど、休場することになりました」

 ――休場理由は

 「非常に場所前は調子よくできたが、初日の相撲でまた新しく痛めてしまった。2日目以降、強行したが、なかなか本来の相撲と違った」

 ――どこを痛めた

 「診断書にも書いているが、右膝です」

 ――いつ決めた

 「昨日の夜に師匠と話して決めた」

 ――今場所は一人横綱だったが

 「本当に申し訳ないという気持ち」

 ――4連敗したが

 「悔しい気持ち」

 ――来場所以降の覚悟は

 「しっかり痛めたところを治して、それからまた考えたい。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」

 ――復活に懸けるファンへのメッセージは

 「最後まで務めるというのが責任だと思っていたけれど、本当に応援してくださった方に申し訳ないと思う」

 ――力士人生を懸ける思いは

 「しっかりケガを治してから」

 ――4日目から休むということもできたが

 「やりきりたい気持ちはあったが、体が続かなかった」

 ――昨日は気持ちも伝わってきたが

 「結果が出なかったけど、またいい相撲を取っていきたい気持ちはある」

 ――場所前は好調だったが

 「いい調整ができたが、悔しい」

 ――足にテーピングしているところもあったが

 「それはどうだろう。何とも言えない。最後までできないのが悔しい」

 ――今後は厳しい声も出てくるが

 「またしっかり考えたいと思う」

 ――一人横綱の重圧は

 「やることは一つと思っていたけど」

 ――今後はどこを鍛えていきたい

 「いろいろ考えたいと思う」

 ――しばらくは福岡に残るのか

 「それも未定」

 ――12月の冬巡業は

 「とりあえずしっかり体を動かせるぐらいまで体調を戻していきたい。そういう部分ですね」

 ――ケガの状態は

 「まだ検査もしっかりやらないと。また土俵に戻れるように」

 ――親方とは何を話した

 「いろいろ話しました」

 ――次の場所に向けた覚悟は

 「しっかりまた考えていきます」

 ――復活を待つファンには

 「たくさん自分も声援をもらいました。本当にありがたい。期待に応えられなくて悔しい思いはある。またしっかりやっていく。本当に今場所は申し訳ない。それだけ」

 ――改めて巡業への参加は

 「状態次第で参加したい。稽古するにはいい環境」

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