稀勢の里が休場 一人横綱も初日から4連敗「申し訳ない」右膝負傷していた

[ 2018年11月15日 09:56 ]

休場を決意し田子ノ浦部屋の前で報道陣に話をする稀勢の里(撮影・中村 達也)
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 大相撲の横綱稀勢の里(32=田子ノ浦部屋)が九州場所5日目の15日、休場を表明した。初の一人横綱となった今場所は87年ぶりとなる横綱の初日から4連敗(不戦敗を除く)を喫していた。稀勢の里はこの日、報道陣に対応。初日に右膝を負傷していたことを明かし、応援するファンへ「申し訳ない」と謝罪した。

 「応援してくださったファンの方、これから国際センターに足を運んでくれるファンの方には本当に申し訳ない」と無念の表情を浮かべた稀勢の里。初日の貴景勝戦で右膝を痛めたといい「場所前は調子よくできたのですが、初日の相撲で新しく痛めてしまって。2日目以降は本来の相撲から遠くなった」と説明し、さらに決断は「昨日の夜」だったことも明かした。

 4日目の平幕・栃煌山(31=春日野部屋)戦では、一度は軍配は稀勢の里に上がったが物言いがつき、行司軍配差し違えでまた黒星。不戦敗を除く横綱の初日からの4連敗は、11日制だった1931年春(1月)場所の宮城山以来87年ぶり。15日制が定着した1949年夏場所以降では初となった。

 稀勢の里の師匠、田子ノ浦親方は前日14日の取組終了後に福岡市内で行われた二所ノ関一門の会合に出席。部屋に帰着後は師弟で話し合ったとみられ、結論についてはこの日に発表するとしていた。

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