稀勢の里の右膝は「捻挫」「痛みと違和感がある」田子ノ浦親方が明かす

[ 2018年11月15日 10:40 ]

稀勢の里の九州場所休場について話をする田子ノ浦親方(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 横綱・稀勢の里の休場が決まり、師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は福岡県大野城市の田子ノ浦部屋で報道陣に対応した。一問一答は以下の通り。

 ――横綱とはどういう話をした

 「昨日、本人とも話したが、もう1回チャンスをもらいたいと。体もだいぶ良くなっていたが、膝も痛めているので、休場させてもらいたいと」

 ――どれくらい話したのか

 「15分くらい」

 ――ケガは

 「初日の相撲で(右)膝を痛めて。捻挫ということだった。痛みと違和感があると」

 ――横綱の覚悟は

 「本人ももう、いろんな意味で覚悟はしているので」

 ――昨日はあと一歩のところまでいった

 「これで終われないと本人も思っている。本人の口からも出ている。それを信じてやっていくしかない」

 ――本人の言葉は

 「このままでは終われない。チャンスをください(と言っていた)」

 ――厳しい声も出てくると思うが

 「いろんなことを言われると思うが、稀勢の里の人生だし。もう1回結果を出して、応援してくださる方々に恩返しできれば」

 ――何が大事になる

 「一番は気持ちの面。必死にはやっているが、土俵で勝つには、今まで稽古で培っているので、初心に戻って、体と心を充実させて土俵に戻ってもらいたい」

 ――今後は

 「とりあえず、部屋で治療しながら。様子をみて」

 ――冬巡業は

 「ちょっと様子をみて」

 ――進退が懸かるという声も出てくる

 「本人もいろんな思いでいると思う。覚悟して臨むと思う」

 ――師匠としてはどうしていく

 「自分は力士を勝たせるように、後押しすること。横綱ですから、少しでも次の場所に向けてベストを尽くせるように後押ししたい」

 ――場所前の仕上がりは良かったが

 「体はだいぶ、先場所より良かったが、かみ合わなかったことがたくさんある。心と体のバランスの取り方がダメだったのかなと」

 ――膝のケガは長引きそうか

 「(診断書は)1カ月。治療しながら、できることをやるしかない」

 ――痛めていた左大胸筋などは万全だったのか

 「100%治っているとは言えないが、それが理由ではない」

 ――チャンスをくれと言ったようだが

 「本人はそういうことをしゃべるタイプじゃないが、昨日はそうだった。次に向けて、全力で行きたいという感じだった」

続きを表示

2018年11月15日のニュース