渡辺彩香 逆転シード入りへ32位出遅れ「自分を追い込まずにやりたい」

[ 2018年11月15日 21:49 ]

女子ゴルフ 大王製紙エリエールレディース第1日 ( 2018年11月15日    愛媛県松山市 エリエールゴルフクラブ松山=6525ヤード、パー72 )

<エリエールレディス第1日>12番、ロングパットを決め、笑顔を見せる渡辺彩香(撮影・井垣 忠夫)
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 ボーダーラインは賞金ランク50位。来季のシード権を争う過酷な4日間がついにスタートした。賞金ランク55位の渡辺彩香(25=大東建託)は逆転賞金シード入りへ単独17位以内に入ることが絶対条件。71で回った初日は1アンダー、32位と出遅れ。背水の陣で残り3日間を戦うことになる。

 身長1メートル72の大型プレーヤー。15年には国内屈指の飛距離を生かして年間ツアー2勝を挙げ、賞金1億円を稼ぎ出した。それから3年。ドライバーショットの不調から今季は30試合中予選落ちが18回と苦悩の中にいる。

 ――最終9番ホールはバーディーで締めくくりました。

 渡辺 最後は2オンでした。ピンまで245ヤードくらいでスプーンで打ちました。(イーグルパットは)15歩ぐらいあったと思います。

 ――14番ホールのダブルボギーは。

 渡辺 OBを打ちました。右に。あれはクラブ選択ミスでした。距離が短くなったから今年から。前までドライバーで多少右に行っても大丈夫だったんですけど、右は即アウトになって。スプーンで刻んだんですけど、ギリギリ、ラフに落ちて右に行ってOBになって、まあ、ショットのミスというよりあれでああなるんだったらもっと刻むべきだったかな。

 ――初日としては。

 渡辺 まあまあ、最後のバーディーは良かったと思いますけど。

 ――風が舞ってるようですが。

 渡辺 何か、風は結構、難しかったですね。自分では逆に感じるホールが何カ所かあったから。でもキャディーさんが合ってたから結構(判断は)難しかったです。どっちで打つか。ハイ。

 ――いつも以上に緊張感があるのでは。

 渡辺 まあ、どうですかね。キープしなきゃいけない位置でもないので、私は。逆に50位とかギリギリにいる方が落としちゃいけないって感じになってたと思うし。私は稼がないことには(賞金シードに)入れないので、その意味では多少意識はしてますけど、ピリピリみたいなのはあんまり……。ピリピリしてやってもあんまり流れも今まで良くなかったし、その上にさらにそんなプレッシャーを掛けたところでっていうのも。先週(伊藤園レディース)はすごく調子が良かったから頑張りたいって意気込んでたところもあるし、ここでって気持ちでやってみてそれが(予選落ちと結果が)悪かったんで、今週はまあ、あんまり自分を追い込まずにやりたいなと思ってます。

 ――このコースは。

 渡辺 狭い割にはあんまりストレスはないかも。結構、ドライバーも使えるし。みんな、イヤなんじゃないのって心配してくれますけど。そう思えるのも自分の状態が上がってる証拠ですかね。

 ――普段からリラックスするために心掛けてることは。

 渡辺 犬です。犬が最高のリラックス法です。実家でポメラニアンを8匹飼ってます。今週も連れてきたかった。メッチャかわいいです。携帯電話の待ち受けは犬です。帰るとみんな走ってきます。名前は全部、私が付けました。私が1番仲いいのは「カイ君」で「海」って書きます。雄の10歳かな。写真見てきょうもこれから癒やされます。

 ――今週の目標ですが、賞金シードの50位か来季前半戦の出場権が得られる55位か。

 渡辺 いや、まあ、選手としてはずっとシード選手であり続けることは大事なことだと思うから、やっぱり50位に入りたいというのはありますね。それが1番ですね。ハイ。

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