稀勢の里休場…横審委員長「強さ取り戻す気力と体力を持続できるか心配」

[ 2018年11月15日 14:06 ]

 一人横綱の稀勢の里が九州場所5日目の15日から休場したことを受けて、横綱審議委員会(横審)の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)が「復活を願うファンの期待に応えられず、本人は、さぞ無念だろう。横綱の第一の条件である強さが満たされない状態が長期にわたっており、これを取り戻す気力と体力を持続できるか心配している」とのコメントを出した。

 稀勢の里は8場所連続休場から進退を懸けて臨んだ9月の秋場所で10勝を挙げた。北村委員長は秋場所後の定例会合の後、「ホッとした。これだけ勝てばということで、来場所以降に向けて復活の足場ができた」と及第点を与える一方で、「来場所また鍛え直して完全復活してほしい。前半戦で負けが込んで休場となった時は、何か考えなければならない」と話していた。

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2018年11月15日のニュース