キム・ハヌル 今季最高2位でホステスプロの役目果たす「本当にうれしい」

[ 2018年10月21日 16:35 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日 ( 2018年10月21日    兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部=6528ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース最終日>優勝したアン・ソンジュはキム・ハヌル(左)の祝福に涙を流す(撮影・沢田 明徳)
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 首位に7打差の5位からスタートしたホステスプロのキム・ハヌル(29=HITE JINRO)は4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算10アンダーで今季自己最高の単独2位に。同じホステスプロのイ・ボミ(30=延田グループ)が予選で姿を消す中、見事、大役を果たした。今大会で賞金1584万円を加算したキム・ハヌルは今季の賞金総額を3664万8000円とし、賞金ランクも前週の48位から28位へ。4年連続の賞金シード獲得を確実にするとともに、11月大王製紙エリエールレディース終了時点の賞金ランク上位25人に与えられるLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップへの出場権も視界にとらえた。

 ――今季最高の2位。来季の賞金シードも確定しました。

 「(両手を挙げて)ヤッター!うれしい!先週まで賞金ランクは48位。いい成績が出なくて出なくてずっと残念でしたから」

 ――ホステスプロとして出場したこの大会でこの成績。

 「今年からホステスプロになって、今年の一番いい成績が出せて本当にうれしいです」

 ――今季ここまで結果が出なかった一番の原因は何ですか。

 「シーズンの最初からあまりいい成績が出せなくてどんどん自信がなくなって。めっちゃ自信が下になって」

 ――そんな中、ホステスプロとしての重圧もあったのでは。

 「少しありました。でも我慢して、集中して、そうしたらいい成績が出ました」

 ――そういう最終日のプレーを振り返ると。

 「最初はめっちゃ緊張してて思うようにいかなかったんですけど、前半は我慢して11番のバーディーパットが入って雰囲気が変わりました。手前から7メートルのパットでした」

 ――後半は自分らしいプレーができた。

 「ハイ。でも緊張しました。16、17番で。16番はミスして20ヤードもグリーンに届かなかったです。リーダーボードを見たら優勝じゃなくてもいい順位に行ける感じで緊張しました」

 ――先輩のアン・ソンジュさんが優勝して2人抱き合ってました。

 「最近、ソンジュさんはトップでスタートしても優勝できなくて、その気持ちは私も分かるから。私も泣いてしまいました」

 ――これでLPGAチャンピオンシップへの出場も見えてきました。

 「行きたいですね。宮崎には美味しいものがたくさんありますから」

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