原英莉花 本格参戦1年目で賞金シード確実「踊っちゃいました」

[ 2018年10月21日 15:59 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日 ( 2018年10月21日    兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部=6528ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース最終日>ホールアウトした原英莉花はスコアボードを見ながら笑顔を見せる(撮影・沢田 明徳)
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 通算5アンダーの12位からスタートした“黄金世代”原英莉花(19)は出だしの1、2番で連続バーディーを奪うなど5バーディー、1ダブルボギーの69をマークし、通算8アンダーの4位タイに食い込んだ。この大会で1試合自己最高の900万円を稼ぎ出した原は今季の賞金総額を2889万9165円とし、賞金ランクも前週の53位から37位へとジャンプアップ。ツアー本格参戦1年目で初の賞金シード獲得を確実にした。

 ――これで賞金シードは当確です。

 「本当ですか。踊っちゃいましたよ。朝からお母さんに賞金額の紙(賞金配分表)を見せられて。『あと1打伸ばせばいくらだね』とか言われて。私はそれをお金じゃなくてポイントとして考えていて、お金が凄いほしいという欲がないので。でも数字(ポイント)にすれば違うじゃないですか。ポイントを稼がないと来年のシードはない!どん欲にあと何ポイント必要かと考えてました」

 ――ツアー予選会で失敗(117位)しながら賞金シードを獲得することができました。

 「この制度(16位に入ったリラキング制度)に救われたと思います。でもその中でももうちょっとできたなという週とかもあって、苦しかったのもあったんですけど、今週こうやって自分の思うようなプレーができて、良いプレーの積み重ねを今後につなげていけたらいいなあと思います」

 ――激しいシード争いの中でいつの間にか笑えなくなっている選手もたくさんいます。

 「苦しかったです。私も笑えてなかったんじゃないですかね。QT(ツアー予選会)に行っても出場権を得られるような心境じゃなかったから絶対こっちで(シード権を)取りたいとう風に思ってたので、最後は執念です」

 ――76を叩いた前日のアン・ソンジュさんとのラウンドはこの日のゴルフに生かせましたか。

 「絶対生きてますね。ソンジュさんのパッティングが凄いゆっくりストロークしているのを見て、それをきのう練習したら凄く良かったので。私はパーン、パーンで球離れが速いんですけど、ゆっくりのストロークを意識したらいきなりポーンと出るとか、出球がぶれるとかがなくなりました」

 ――次はツアー初優勝ですね。

 「ハイ、頑張ります。うふふっ!」

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2018年10月21日のニュース