レイカーズ連敗 ジェームズは新天地でまだ白星なし 第4Qには大乱闘と直面

[ 2018年10月21日 17:50 ]

ポールを背後から抱きかかえて乱闘を制止するジェームズ(AP)
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 開幕5日目となったNBAは20日に各地で10試合を行い、地元ロサンゼルスでのホーム開幕戦に臨んだレイカーズは115―124(前半62―66)で敗れて2戦2敗。キャバリアーズから移籍してきたレブロン・ジェームズ(33)は39分出場して24得点、5リバウンド、5アシストを稼いだが勝利にはつながらなかった。

 第4Q残り4分にはコート上で乱闘が発生。レイカーズのブランドン・イングラム(21)がロケッツのジェームズ・ハーデン(29)に対して反則をコールされると審判に食ってかかって今度はテクニカル・ファウルを宣告された。イングラムは結局ハーデンを両手で突いてしまい退場処分。さらに乱闘の“第二幕”が始まり、今度はロケッツのクリス・ポール(33)がレイカーズのライジョン・ロンド(32)の顔面を指で突いて、ロンドは唾を吐いて応戦する事態となった。

 ジェームズは親友でもあるポールを背中から抱きかかえて制止。レイカーズのホーム開幕戦を行っていたステイプルズ・センターは騒然となった。

 ロケッツは開幕戦(対ペリカンズ)は落としたがこれで1勝1敗。ハーデンは36得点、ポールは28得点をマークした。ただしイングラム、ロンドに加え、ポールに対しても出場停止処分が科せられる可能性もあり、22日に同じアリーナで行われるクリッパーズ戦では難しい対応を迫られそうだ。

 一方、プレシーズンを4勝1敗で乗り切った好調ナゲッツは地元デンバーでサンズに119―91(前半65―49)で快勝して7季ぶりとなる開幕連勝。センターのニコラ・ヨキッチ(23)が31分の出場で35得点、12リバウンド、11アシストをマークしてトリプルダブルを達成した。しかも放った11本のフィールドゴール(FG)を3本の3点シュートを含めて全部成功。フリースローも11本中10本決めており、あわや“完全試合”という素晴らしい内容だった。

 30得点以上を記録したトリプルダブルでFGをすべて成功させたのは1966年と67年のウィルト・チェンバレン(当時76ers)以来。NBAでは51年ぶりとなる珍しい記録となった。

 サンズは1勝1敗。ドラフト全体トップで指名されたセンター、ディアンドレ・エイトン(20)はヨキッチに抑えられて、5得点と8リバウンドに終わった。

 <その他の結果>

ラプターズ(3勝)117―113*ウィザーズ(2敗)

*ペイサーズ(2勝1敗)132―112ネッツ(1勝2敗)

セルティクス(2勝1敗)103―101*ニックス(1勝2敗)

*76ers(2勝1敗)116―115マジック(1勝2敗)

ホーネッツ(2勝1敗)113―112*ヒート(1勝2敗)

ピストンズ(2勝)118―116*ブルズ(2敗)

*マーベリクス(1勝1敗)140―136ティンバーウルブス(1勝2敗)

*トレイルブレイザーズ(2勝)121―108スパーズ(1勝1敗)

 *はホームチーム

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