松田鈴英 一時は1打差も…4位終戦に涙「優勝を意識して…ちょっと緊張もあって」

[ 2018年10月21日 17:23 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日 ( 2018年10月21日    兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部=6528ヤード、パー72 )

試合後、涙を堪えながらギャラリーにサインする松田鈴英
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 首位に6打差の3位からスタートした松田鈴英(20=ニトリ)は5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72とスコアを伸ばせず、優勝したアン・ソンジュ(31=モスバーガ)とは4打差の通算8アンダー、4位に終わった。序盤の2、3番で連続バーディーを奪った松田は前半40と大きく崩れたアン・ソンジュを一時1打差まで追い詰めたが、17番でダブルボギーを叩くなど上がり3ホールでミスが重なり、優勝争いから脱落した。ホールアウト後は大粒の涙を手で拭いながらクラブハウス前に長蛇の列をつくったギャラリー1人1人にサイン。気丈な“神対応”がファンの称賛を浴びた。

 ――悔しい1日でした。

 「そうですね。はい。前半は凄いいい感じで回れたんですけど、後半、経験不足で(スコアを)落とす形になって悔しいです」

 ――途中から気持ちの変化はありましたか。

 「いや、でも……優勝を段々意識してまだ、初めてだったので、最終組が……ちょっと緊張もあって、はい」

 ――その緊張が一番出てしまったのが17番のダブルボギー。

 「はい、そうですね。ちょっとアゲインストだったので力んでしまったのはあります。5番アイアンです。ホントに力が入っちゃって、リズムが速くなって、左に」

 ――優勝争いの中でどの辺りが思うようにいかなくなった。

 「でもホントにいい感じで回ってたんですけど、ただ、ちょっとのミスが響いてしまったって感じです」

 ――アン・ソンジュさんが前半、信じられない崩れ方をしてあと一歩のところまで追い詰めました。

 「いやあ、でも絶対、後半、戻してくると思っていたので、私はホントにただ伸ばすだけだと思ってたので、トゥデー、5アンダー(67)いけば、いい感じでいけるかなあって思ってたんですけど、はい、もったいなかったです」

 ――こういう経験をして次に優勝を争う時は。

 「やっぱり意識しても力とか入んないように、最後の3ホールをもっと集中していきたいなと思います」

 ――同組で回ったアン・ソンジュさんの残り3ホールの集中力については。

 「凄かったですね。やっぱり。優勝する人は最後の3ホールでこんなに集中できるんだなって思って。私はもうそこまでに集中力を使っちゃって、なかったんで」

 ――これで賞金ランクは15位に。地元・滋賀開催のTOTOジャパンクラシック(11月2〜4日、瀬田ゴルフコース北コース)に続いてLPGAチャンピオンシップリコーカップ(11月22〜25日、宮崎・宮崎カントリークラブ)への出場権獲得もほぼ確実にしました。

 「リコーに出るのは今年の目標でもあるので、あと、まだ、数試合残っているので今回の経験を生かして頑張りたいです」

 ――できればツアー初優勝ですね。

 「はい。そうです」

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2018年10月21日のニュース