太陽誘電 日立下し決勝T進出、河野がV打含む2安打3打点

[ 2018年10月21日 05:30 ]

<日立・太陽誘電>5回に勝ち越し打を放つ太陽誘電・河野(日本ソフトボール協会提供
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 「第51回日本女子ソフトボール1部リーグ」(日本ソフトボール協会、日本女子ソフトボールリーグ機構主催)は20日、香川・丸亀、山梨・富士吉田、三重・熊野の3会場で第10節の6試合を行った。太陽誘電は河野美里外野手(33)の2安打3打点の活躍で日立を撃破。上位4チームが戦う決勝トーナメント(T)進出を決めた。最下位で並ぶ伊予銀行と大垣ミナモはそれぞれ勝利。入れ替え戦の11位、自動降格の12位は最終戦に持ち越しとなった。

 これぞベテランだ。1点を追う3回に一時逆転となる2点適時打を放った太陽誘電・河野は、同点で迎えた5回にも左中間へ勝ち越しの適時打。走攻守そろった3番打者のマルチ安打で決勝T進出の最後の枠に滑り込んだ。「みんな硬かったから、自分がしっかりしなきゃと思った。場面、場面で任されていると感じて打席に立った。意識して良かった」。振り返るコメントには、歴代2位の通算330安打を誇る実力者の極意が詰まっていた。

 ≪残留争いし烈≫伊予銀行のエースは苦境にも動じなかった。試合前に勝敗数で並ぶ大垣ミナモが快勝したことを聞いた庄司は「おもしろくなってきた」と不敵に笑い、マウンドへ。先頭打者にいきなり被弾するも、最終的には完投し勝者となった。「投げ抜くのが先発の役目。ホームみたいな感じで投げられた」。愛媛県出身の右腕は隣県での温かい声援に感謝した。5勝16敗で大垣ミナモと並び11位タイ。ただ得失点差で優位に立っているため、21日の日立戦で勝てば自動降格は免れそうだ。

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