安田彩乃 67マークで自己最高3位「強気な英莉花ちゃんに引っ張ってもらった」

[ 2018年10月21日 18:22 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日 ( 2018年10月21日    兵庫県三木市 マスターズゴルフ倶楽部=6528ヤード、パー72 )

<マスターズレディス・最終日>4番でバーディーを奪い、ハウスキャディーとグータッチする安田彩乃は9アンダーで単独3位(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 首位に10打差の通算4アンダー、17位からスタートしたプロ3年目の安田彩乃(23)は7バーディー、2ボギーの最終日のベストスコア67をマークし、通算9アンダーで自己最高の単独3位に食い込んだ。これまでの最高成績は今年6月のヨネックスレディースでの6位。前週の富士通レディースまで3週連続の予選落ちを喫していたが、突然の変身。この3位で1試合自己最高賞金額の1260万円を手にし、今季の賞金額は2007万1000円と大台に。賞金ランクも前週の83位から53位にジャンプアップ。諦めかけていた賞金ランク50位以内に与えられるシード権もはっきり視界にとらえた。

 ――自己ベストの単独3位フィニッシュです。

 「きょうは凄くショットが良くて、バーディーチャンスにたくさん付いてくれて、その中、結構、強気でパットも打てていたので、結果につながって良かったかなと思います」

 ――スタートの1、2番で連続バーディーを奪って流れをつかんだ。

 「そうですね。1番で、私が最後にバーディーパットを打ったんですけど、最初に2人に決められてしまって、ちょっとプレッシャーが掛かったんですけど、そこでしっかり3メートルぐらいだったんですけど、決められたことが一番大きかったかなという風に思います」

 ――終盤の17、18番でも連続バーディーを奪っています。順位は計算しながらのプレーですか。

 「前半の8番パー5の時に(スコアボードを)見て、いいところにいるんだなという風なのは見たんですけど、あの、原英莉花ちゃんが結構、強気なゴルフをする子なので、私も引っ張ってもらって、強気でゴルフしようって気持ちでやったら凄く結果が良かったです」

 ――この試合が始まるまでは来季のシード権を云々する状況ではなかった。

 「そうですね。全然シードのことなんか考えてなかったので、とりあえず、QT(ツアー予選会)に向けてできることをやろうと、2週間くらい前からコーチ(石井忍氏)と決めてやっていたので、こういう風になるとは思っていなかったんですけど、ただ、やってることは間違ったことではなかったという認識ができたので凄くよかったなとは思います」

 ――ツアー予選会は。

 「ステップアップツアー(5月静ヒルズレディース森ビルカップ)で優勝したのでサード(3次)からです」

 ――この勢いで賞金シードを決められれば。

 「来週(樋口久子・三菱電機レディース)が最後……。(3週後の)伊藤園レディースはマンデー(主催者選考会)から出る予定なんですけど、まあ、出れる試合でしっかりチャンスを生かせたらなという風には思います。エリエールは出られるんですけど、QTのためにちょっと休もうかなとちょっと思ってて。前の週だったので。ちょっと体調管理などなどあったので、ちょっとその辺もいろいろ考えて」

 ――9月のゴルフ5レディースでは首位に3打差の5位で最終日を迎えながら74と崩れて13位に終わりました。最終日に伸ばしてこの位置で終われたのは大きな自信では。

 「そうですね。優勝争いというか、上位争いをしてる中でバーディーパットをしっかり決めていけたのは凄く自信になりますし、ちょっと成長が見えたかなっていう風にも思います」

続きを表示

2018年10月21日のニュース