関学大の負傷QBがパスで127ヤードを獲得 関大戦で完全復活!

[ 2018年5月27日 17:08 ]

 今月6日の日大との定期戦で、日大DLから悪質なタックルを受けて負傷した関学大QB奥野耕世選手が27日、春季関西学生大会・関大戦(大阪・EXPO FLASH FIELD)で3週間ぶりに実戦へ復帰。前半はホールダー、後半からは司令塔として出場し、27―16(前半3―7)での勝利に貢献した。

 パスは9回中7回を成功させて127ヤードを獲得。日大選手による非紳士的なタックルを受けて「第2・第3腰椎棘間靭帯損傷」と診断されていたが、第4Qには38ヤードのTDパスを成功させ、スクランブルからのラン(9ヤード)も披露して、順調な回復ぶりを見せた。

 関学大の鳥内監督は26日の会見で奥野の出場については「準備はする。出るかも分からない」と名言を避けていたが後半はフル回転。成功した7回のパスのターゲットはすべて違う選手で、ショート、ミドル、ロングのパスを使いわけながら、前半で悪かったチームの流れを1人で変える見事な活躍だった。

 関大はDLラインが前半は健闘。プレッシャーをかけて関学大のオフェンスを随所で寸断したが、後半は戻ってきた関学大の背番号3にかき回された。

 惜しかったのは65ヤードのTDパスが通った第4Q残り1分44秒で、TD後のキックを関学大の選手にブロックされたこと。同点機を逃したことが勝敗を大きく左右する結果となった。

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2018年5月27日のニュース