栃ノ心 痛恨の連敗…前日の手首負傷でぶつかり稽古できず

[ 2018年5月27日 05:30 ]

大相撲夏場所14日目 ( 2018年5月26日    両国国技館 )

<大相撲夏場所>支度部屋で顔をぬぐう栃ノ心(撮影・郡司 修)
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 首位の座を明け渡した栃ノ心は土俵にはいつくばったまま、右こぶしを叩きつけた。鶴竜に懐に入られた。両上手は取ったが、頼みの右は1枚まわし。伸びきった。これでは力がでない。強引な上手投げを、すくい投げで返された。「あまり覚えていない」。目はうつろで目頭は赤くなっていた。

 敗れた前日の正代戦で右手首を痛め、この日朝、病院へ。「大丈夫」と強がったが、朝の日課、ぶつかり稽古もできなかった。それでも鶴竜とは1差。逆転Vをかける千秋楽に、阿武松審判部長(元関脇・益荒雄)は大関昇進を審議することを明言。栃ノ心は「気合入れて思い切っていきます」と、力を込めた。

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2018年5月27日のニュース