奈紗、米ツアー初単独首位 日本勢最年少19歳Vへ「攻める」

[ 2018年5月27日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ボルビック選手権第2日 ( 2018年5月25日    ミシガン州アンアーバー トラビスポイントCC=6734ヤード、パー72 )

10番でティーショットを放つ畑岡奈紗
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 1打差の5位から出た畑岡奈紗(19=森ビル)が7バーディー、3ボギーの68と伸ばし、通算9アンダー、135で首位に立った。ミンジ・リー(22=オーストラリア)が1打差の2位。71で回った上原彩子(34=モスバーガー)が通算5アンダーで12位を維持。横峯さくら(32=エプソン)は75と崩れたが、イーブンパーの58位で予選を通過。野村敏京(25=Q CELLS)は7オーバーで予選落ちした。

 自身初となる首位での予選通過に笑みが絶えない。爆発力を備える畑岡が7バーディー(3ボギー)を奪って単独首位に浮上。日本勢最年少となる19歳での米ツアー優勝の可能性が膨らみ、「ロングパットの距離感が合わずにボギーも出たが、バーディーがたくさん取れてよかった」と充実のラウンドを振り返った。

 インスタートの13番で78ホールぶりにボギーとしたが、気落ちすることなく続く14番でバーディーを取り返した。後半のアウトでは5バーディーを奪った。1番でピンそば2メートルにつけると4番は1メートル、5番は3メートル、6番は1・5メートルと、思い切りのいいショットでチャンスをつくって3連続バーディー。「攻めるところは攻める、というめりはりのあるゴルフ」を実行した。

 昨年のこの時期はどん底だった。4〜7月の出場11大会で予選通過は一度だけ。しかし前週のキングズミル選手権は最後まで優勝を争って2位となるなど、今季は成長した姿を見せている。プレーオフでA・ジュタヌガーンに惜敗した前週の試合後、「試合は残っているので、次につなげたい」と話していた。さっそく迎えた雪辱の好機。逃げる立場となったが「攻めるしかない」と19歳は力強く意気込んだ。

 ▼58位横峯さくら 思うようにスイングできなかった。9番で短いパットを外してしまってから3連続ボギー。(予選通過ラインが)ちょっと気になっていた。(全体的には)だいぶ良くはなってきているかな。

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2018年5月27日のニュース