関学大の奥野選手がパスで1TDと127ヤードを獲得 関大戦で完全復活!

[ 2018年5月27日 16:35 ]

 今月6日の日大との定期戦で、日大DLから悪質なタックルを受けて負傷した関西学院大のQB奥野耕世選手(2年)が27日、春季関西学生大会・関西大戦(大阪・EXPO FLASH FIELD)で3週間ぶりに実戦へ復帰。前半はホールダー、後半からは司令塔として出場し、27―16(前半3―7)での勝利に貢献した。

 パスは9回中7回を成功させて127ヤードを獲得。日本大の宮川泰介選手(3年)による非紳士的なタックルを受けて「第2・第3腰椎棘間靭帯損傷」と診断されていたが、第4Qには38ヤードのTDパスを成功させ、スクランブルからのラン(9ヤード)も披露して、順調な回復ぶりを見せた。

 関学大の鳥内秀晃監督は26日の会見で、奥野選手の出場については「準備はする。出るかも分からない」と名言を避けていたが後半はフル回転。成功した7回のパスのターゲットはすべて違う選手で、ショート、ミドル、ロングのパスを使いわけながら、前半で悪かったチームの流れを1人で変える見事な活躍だった。

 対戦した関大はDLラインが前半は健闘。プレッシャーをかけて関学大のオフェンスを随所で寸断したが、後半は戻ってきた関学大の「背番号3」にかき回された。惜しかったのは65ヤードのTDパスが通った第4Q残り1分44秒で、TD後のキックを関学大の選手にブロックされたこと。同点機を逃したことが勝敗を大きく左右する結果となった。

続きを表示

2018年5月27日のニュース