香生子、2個目メダルに0秒01届かず…悔しさは200で晴らす

[ 2015年8月5日 05:30 ]

女子100M平泳ぎ決勝、わずかな差で4位となり天を仰ぐ渡部

水泳世界選手権第12日

(8月4日 ロシア・カザニ)
 競泳女子100メートル平泳ぎ決勝で渡部香生子(18=JSS立石)は1分6秒43で4位に終わった。銀メダルに輝いた前日(3日)の200メートル個人メドレーに続く快挙を狙ったが、メダルには手が届かなかった。男子100メートル背泳ぎの入江陵介(25=イトマン東進)は53秒10の6位だった。男子200メートルバタフライ準決勝で坂井聖人(20=早大)が1分54秒75の全体3位、瀬戸大也(21=JSS毛呂山)は1分54秒95の5位で5日の決勝に進んだ。

 必死に手を伸ばしたが、メダルには届かなかった。デッドヒートとなったラスト数メートル。迫るゴールに、水をかく渡部の腕のスピードが上った。死力を尽くして壁を叩いたが、わずか100分の1秒差で快挙を逃した。2日連続メダル獲得への挑戦は4位に終わった。

 「100分の1秒差でメダルを逃してしまったので凄く悔しい」

 銀メダルを獲った前日の200メートル個人メドレーで、憧れの人に近づいた。世界記録を0秒03更新し、自身より2秒以上速かった金メダルのカティンカ・ホッスー(26=ハンガリー)。国内最後の試合だった5月の試合で、女王の名を挙げ「たくさんレースに出ても速くて、タフにレースをこなしている」と絶賛。リレーを含め、最大8種目に出場する“鉄人”を将来的な目標に掲げた。

 過去の日本人は鈴木大地や北島康介ら専門種目を極めるのが主流だった。それをロンドン五輪400メートル個人メドレー銅メダルの萩野公介(20=東洋大)が翌13年の世界選手権で7種目に出場し、400メートル自由形と200メートル個人メドレーで銀メダルを獲得し、過去の常識を覆した。今大会最大4種目に出場する「女萩野」も“多投流”に挑む覚悟で、鉄人ホッスーからは「彼女は素晴らしい選手。200メートル平泳ぎでも幸運を祈っているわ」と実力を認められた。

 15歳で12年ロンドン五輪に出場し、92年バルセロナ五輪女子200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した岩崎恭子さん(37)の再来と注目された。3年前の夢は準決勝でついえたが、涙を流した少女はたくましくなった。本命は7日に決勝を迎える今季世界ランク1位の女子200メートル平泳ぎ。「悔しい気持ちを忘れないで、また200メートルで頑張ります。タッチの差で負けないようにしたい」。悔しい思いが次なる戦いの原動力となる。

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