渡部香生子4位 銅メダルに0秒01差「悔しいって気持ち」

[ 2015年8月5日 01:22 ]

<女子100メートル平泳ぎ決勝>4位でレースを終えた渡部香生子

 水泳の世界選手権第12日は4日、ロシアのカザニで行われ、競泳女子100メートル平泳ぎ決勝で渡部香生子(18=JSS立石)は1分6秒43で4位。銀メダルを獲得した女子200メートル個人メドレーに続くメダル獲得はならなかった。地元ロシアのユリア・エフィモアが1分5秒66で金メダル。

 前日の予選を1分6秒81の全体5位、準決勝を1分6秒64で同じく5位で突破した渡部は決勝で“世界の壁”に近づいたが、あと一歩届かなかった。パワー勝負の要素が強い100メートル平泳ぎは海外勢と比べて体格で劣る渡部には不利な種目。地道な筋力強化で前回大会の予選敗退から成長した姿は見せたものの、銅メダルのアリア・アトキンソン(ジャマイカ)とわずか0秒01差で表彰台には届かなかった。

 「100分の1秒差でメダルを逃したので悔しいって気持ちはある。この悔しい気持ちを忘れずに200メートルに臨みたい。前日から気持ちを切り替えることができたが、最後の詰めが甘くてこういう結果になってしまった」と渡部。

 前日の女子200メートル個人メドレー決勝では2分8秒45の日本新記録をマークし、同種目では五輪、世界選手権を通じて日本人初のメダルを獲得。200メートル平泳ぎが得意種目だけに“本業”で2個目のメダルを狙う。

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2015年8月5日のニュース