【林享の目】200個メ 他種目に挑戦してきた経験生きた渡部

[ 2015年8月5日 07:20 ]

表彰式で銀メダルを胸に手を振る渡部(AP)

 渡部は100メートル平泳ぎではメダルを逃してしまったが、3日の200メートル個人メドレーでは、平泳ぎを余力を持って泳げたことがメダル獲得の要因となった。上半身が強化され、日本選手権と比べて1ストロークで進む距離が増しているように感じた。

 テンポはこれまでと変わらないが、力を使わなくてもスピードを出せるようになったことで、“省エネ泳法”となり、最後の自由形につながった。後半のラップタイムは最速で、日本記録更新だけでなく、順位も2位に押し上げた。

 積み上げてきた経験も生きた。昨年から他種目のレース出場に挑戦。今年の日本選手権では4冠(50、100、200メートル平泳ぎ、200メートル個人メドレー)を達成した。多くのレースをこなすことで、決勝で力を出すシミュレーションがしっかりできるようになった。スタートでも以前は外国勢に体一つ離されていたが、今回は体半分ほどに縮まった。まだ改善の余地はある。

 (92年バルセロナ五輪男子100メートル平泳ぎ4位、東海学園大監督)

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