三宅義信氏 東京国際大ウエートリフティング部監督に

[ 2013年12月11日 08:15 ]

東京国際大の倉田理事長(左)と握手する三宅義信氏

 東京五輪金メダリストが東京五輪のメダリストを育てる!!64年東京、68年メキシコ五輪の重量挙げフェザー級で連覇した三宅義信氏(74)が、ウエートリフティング部を新たに創設する東京国際大の監督に就任することが分かった。三宅氏は97年に自衛隊体育学校校長を退任後、小松製作所顧問などを務めていたが、五輪選手を育てたいとの大学側の要望に応え、異例の現場復帰を果たす。

 情熱と指導力はまだまだ若い指導者には負けない。74歳で新たな挑戦をスタートさせることになった三宅氏は「20年東京五輪では日本人の力が世界に試される。縁があってこういうお話をいただき、私の力が通用するか、試す場を与えられた。20年にメダルを獲れる選手をここから育てたい」と熱い思いを口にした。

 東京国際大は、野球部に元広島監督の古葉竹識氏、ゴルフ部にプロゴルファーの湯原信光らを招へいするなど、ここ数年、急ピッチでスポーツ部の強化に乗り出している。倉田信靖理事長は「国策のスポーツ振興に貢献したいというのが我々の思い。東京五輪が決まり(日本ウエイトリフティング協会会長の)小池(百合子衆議院議員)先生と話をしていたときに、素晴らしい指導者がすぐ近くにいるじゃないですか、という話になりました。それですぐに三宅さんに連絡を取って監督に就任してもらうことになりました」と説明した。

 三宅氏は6日に特命客員教授の辞令を受け、既に創部の準備に着手。「24時間、いつも体づくりできるトレーニング施設をつくり、選手のスカウトもやっていきたい」。97年に自衛隊体育学校校長を退任するまで数多くの選手を育成してきた同氏。弟の義行氏はメキシコ五輪フェザー級で銅メダルを獲得し、義行氏の長女・宏実はロンドン五輪48キロ級で銀メダルに輝いた。選手・指導者として輝かしい経歴を持つ伝説のメダリストの再始動に注目が集まる。

 ▽大学のウエートリフティング部現状 国内の大学に部があるのは男子30校、女子12校。東日本、西日本に分かれて対抗戦や個人戦を行っており、最高峰の大会が全日本大学対抗選手権。今年、男子は日大が優勝、女子は金沢学院大が7連覇を達成。同選手権は1部(10校)、2部(20校)に分かれ、1部の下位2校と2部の上位2校が自動的に入れ替えとなる。

 ◆三宅 義信(みやけ・よしのぶ)1939年(昭14)11月24日、宮城県柴田郡村田町出身の74歳。県立大河原高2年から重量挙げを始める。法大在学中、60年ローマ五輪のバンタム級で銀メダル。62年に自衛隊に入り、64年東京、68年メキシコ五輪で金メダル。世界選手権6連覇。97年自衛隊体育学校校長(陸将補)を退官。

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