カーママ 3度目の五輪切符へいざ出陣!「必ず手に」

[ 2013年12月11日 05:30 ]

ソチ五輪世界最終予選を前に、調整する北海道銀行の小笠原(手前右)ら

 カーリングのソチ五輪世界最終予選が10日、ドイツ・フュッセンで開幕し、女子日本代表の北海道銀行は11日、1次リーグ初戦のイタリア戦に挑む。02年ソルトレークシティー、06年トリノ五輪代表のスキップ小笠原(旧姓小野寺)歩(35)、サード船山(旧姓林)弓枝(35)は3度目の五輪を目指しての出陣。98年長野五輪から4大会連続で出場している女子日本代表の意地を見せつける。

 元祖カー娘がカーママとなって3度目の五輪出場を目指す。スキップ小笠原は「2度五輪に出たことは過去の栄光。今はチームの環境も違うし、新たな気持ち」と意気込み、船山も「ソチ五輪を目指してやってきたので、いいイメージで臨みたい」と3度目の世界舞台を見据えた。

 一度は競技から離れた。2人とも06年トリノ五輪後に引退し、結婚、出産を経験した。幸せな生活を手に入れたが、10年バンクーバー五輪をテレビで見ていると、メダルを獲れなかった五輪への熱い思いが込み上げてきた。小笠原、船山はともに復帰を決意。10年11月に北海道銀行の支援が決定すると、カナダに留学していた吉田知那美(22)、中京大の小野寺佳歩(22)を説得し、チームを結成した。11年10月に苫米地美智子(33)が加入。徐々にチーム力を上げていき、9月の代表決定戦では日本選手権3連覇の中部電力を下し、創部3年目で五輪挑戦権を手にした。

 11月のパシフィック・アジア選手権では3位に終わり、来春の世界選手権出場を逃した。しかも、今大会で対戦する中国には1勝も挙げられなかった。北海道に戻ると、絶対に負けられない世界最終予選に向けて投げ込みを行い、男子のチーム札幌と練習試合をこなした。「パシフィック・アジア選手権では自分のショットに乱れがあった。波のない安定感あるショットでチームに貢献したい」。小笠原はできる限りの準備を整え、本番を迎えた。

 ソチ五輪は目の前まで来ている。「35歳になって夢に挑戦できるのは素敵なこと。その夢をつかみかけようとしている。必ず(切符を)手にして日本に帰ってきたい」と小笠原。参加7チーム中、五輪に出場できるのは2チームだけ。母となって帰ってきたカー娘が、ストーンに魂を込めて五輪切符を手に入れる。

 ▽ソチ五輪出場への道 女子は最終予選にドイツ、日本、中国、イタリア、ラトビア、チェコ、ノルウェーの7カ国が出場し、総当たりリーグ戦の上位3カ国がプレーオフに進出。予選1位通過国と2位通過国が対戦し、勝者が出場権獲得。その試合で敗れた国は3位通過国と対戦し、勝者が最後の出場権獲得となる。

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