カーワンジャパン有終の美飾れず…0勝終戦

[ 2011年9月28日 06:00 ]

<日本・カナダ>引き分けに終わりカーワン・ヘッドコーチに慰められる小野沢(背番11)ら

ラグビーW杯1次リーグA組 日本23―23カナダ

(9月27日 ネイピア)
 日本代表は27日、1次リーグ最終戦でカナダと対戦し、23―23と2大会連続で引き分け、20年ぶりのW杯勝利はならなかった。これでW杯ワーストの18戦連続未勝利で、A組最下位が決定。日本代表の太田治GM(46)は今年で契約期間満了のジョン・カーワン・ヘッドコーチ(46)ら首脳陣との契約を更新しない意向を明かし、自身の退任も示唆した。

 最後まで攻めに攻めた日本だったが、またしても勝利には手が届かなかった。23―23で迎えた後半残り1分。カナダのキックをハーフウエーライン付近で遠藤がキャッチすると、勝ち越しを狙って攻撃を開始した。2分間にわたって12次攻撃を仕掛けたが、最後は遠藤のところでアンプレアブルとなってノーサイド。前回大会12―12だったカナダとまたしてもドローに終わり、カーワンHCは「勝てる試合だっただけに残念。ミスが多発したのが勝利を逃した原因。W杯では精神、肉体の激しさは他のどの試合ともまるで違う」と唇をかみしめた。

 リードを守れなかった。前半はスピードある攻撃で10分に堀江、40分に遠藤がトライを挙げて17―7で折り返した。後半も33分にSOアレジのPGで23―15と突き放したが、35分に反撃のトライを許すと39分にもPGを決められて追いつかれた。菊谷主将は「得点できるパターンでミスが起こった。ペナルティーも多かった」と悔しそうに声を絞り出した。

 カーワンHCは大会前に「W杯最低2勝」を目標に掲げながら結局1勝もできず、前回大会のグループ4位を下回る最下位に終わった。日本代表の太田治GMは「一歩前進して終わりたかったが、停滞した。結果がすべて。強化体制を見直さざるを得ない」とカーワンHCとは契約を更新しない考えを明かした。そのうえで「結果が出なかったので責任を取るしかない」と自らの辞任も示唆した。

 15年イングランド大会に自動的に出場できる1次リーグA組の3位以内どころか、8年後の19年W杯日本大会につながる結果も残せなかった。日本協会の矢部達三専務理事(67)は「W杯で2勝しなければトップチームと(親善試合が)できない」と、今後は欧州勢などの強豪国と強化試合を組めなくなるであろう現状に頭を抱えた。勝つためには何が必要なのか。日本ラグビーは再び抜本的な改革を迫られる状況に追い込まれた。

 ▼WTB・小野沢 また勝てなかった。WTBがトライを取らないのが悪い。33歳だが、自分はまだ伸びると思う。一日一日を大事にして、より高いレベルを目指したい。

 ▼SH・田中 初めてのW杯で、自分は全ての面でまだまだと痛感した。日本から応援に来ていただいたりして、ラグビーをやっていて良かった。

 ▼ロック・北川俊 引き分けはショック。厳しい練習をしてきたが、世界には上のチームばかり。

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