【陸上】五島莉乃、優勝も「悔しさ残る」膝下流血の激走も 日本選手権1万m

[ 2024年5月3日 22:49 ]

陸上・日本選手権1万メートル ( 2024年5月3日    静岡県袋井市・静岡スタジアム )

<第100回日本陸上競技選手権>女子10000メートル決勝、メダルを手に笑顔を見せる(左から)小海、五島、兼友(撮影・会津 智海)
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 パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子は22、23年世界選手権代表の五島莉乃(26=資生堂)が30分53秒31の自己ベストで優勝した。五輪参加標準記録30分40秒00には届かず、今大会での出場権獲得はならなかった。今後、世界ランキングで五輪切符を得る可能性がある。

 序盤からペースメーカーと並走しながら参加標準に近いペースで推移。5000メートルでペーサーを追い抜くも、6000~8000メートルでタイムを落とし「もっと粘れたら良かった。悔しさの残るレースだった」と涙を流した。「一人で残り半分を押していけたのは成長」とも語った。

 ペーサーと接触し左膝下を流血するハプニングもあったが、ゴール後まで気づかないほど集中していた。「当たったな、というのはあったんですが。全然、痛くないです」と語った。世界ランクでの五輪出場の可能性が残っており「夢が夢で終わらないよう、練習を積みたい」と前を向いた。

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