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権田修一 ドイツ戦の“権田の18秒”を反省「18秒じゃなくて6秒で終わらせられた」

[ 2022年12月8日 18:02 ]

権田修一
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 サッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会でチームのベスト16進出に貢献した日本代表GK権田修一(33=清水)が8日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)に生出演し、1次リーグE組初戦のドイツ戦でのプレーを振り返った。

 1点を追う後半24分、権田はドイツの猛攻にさらされていた。ドイツの波状攻撃を受けたが、4本のシュートを続けざまに阻止。いつ失点してもおかしくない状況を防ぎきったことから、SNSでは“権田の18秒”と神セーブをたたえる声が上がっていた。

 権田は「そうなんですね。知らなかったです」と照れ笑いを浮かべながら、そのシーンを振り返った。ペナルティーエリア内右から、MFニャブリがDFラインを縦へ破って抜け出し、落としたボールをホフマンにシュートを打たれた。権田は飛び出し、体でセーブ。「オフサイドかなというので、DFが付いてこられなかったんですけど、しっかりいいポジションに入れた」と振り返った。

 さらにピンチは続いた。ペナルティーエリア外にこぼれたボールをニャブリが左足シュート。権田は横っ跳びではじいたが、「できればキャッチしたかったです、というのが理想です」と本音もこぼした。

 最大のピンチは、その直後だった。左クロスをニャブリが打点の高いヘッドで合わせたが、権田は再び横っ跳びでセーブ。そのこぼれ球もニャブリのシュートをはじき、コーナーキックに逃れた。「3つ目はピンチでしたけど、DFの選手が前で跳んでくれているんです。冨安選手だと思うんですけど、跳んでくれることで相手選手があっちサイドにしか打てなくなるんです。誰もいない状況でヘディングされるとどっちにもシュートを打てるんですけど、ああやってプレッシャーをかけることで、コースが限定されるので、3つ目は防げた」。と自己解説。「4つ目は…気持ちです。何とかするしかないと思って」と振り返った。

 この場面は無失点でしのいだものの、権田にとってポイントは2本目のシュートだったという。「2つ目のシーンでキャッチできたら良かった。僕これ、18秒じゃなくて、変な話、6秒で終わらせられたんです。キャッチすることができたら、そこで相手の攻撃は終わるので。今大会、自分の中で上げていかなければいけないなと思ったのは、こういうシーンでしっかりキャッチできるようにすること」。神セーブの連続にも、反省も忘れていなかった。

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2022年12月8日のニュース